友達から「世界の中心で、愛をさけぶ」を借りたので、早速読んでみました。
思っていたより短くて3時間くらいで読破してしまいました。活字からは比較的遠い人間にも読みやすかったです。
内容に関してつらつら書いちゃうのは野暮なのでやめておきます。でも一度読んでおいて損は無いと思いますよ。泣けるとか、いい話だとかで済ますのは若干もったいない気がします。
俺はドラマと映画の「世界の~」は見てないのでそっちのと比べてどうか、とかは言えませんが、個人的には活字のままで楽しみたい話だと思いました。「大切な人がいなくなった喪失感」がテーマの作品なので、実在の俳優でキャスティングしてしまうより、読んだ人が「もし自分だったら」、と重ねあわせやすいように抽象性を保てる「小説」のほうが。あくまで勝手で個人的な意見ですけど。
でもちょっと悔しい点を一つ。
恋愛がトントン拍子に
進展しすぎです。
そんな馬鹿な…。こ、こんなにうまくいくものなのか「普通の人」は…。
確かに描きたいテーマは「喪失感」なので、たくさんのテーマは詰め込めないですけどね。
でも思い知らされました。
世界の中心で愛を叫ぶには、
それなりに恋愛上手じゃないと
いかんのですね。