今はこの系統の本に熱中しています。

 

 

 

こちらも古本屋さんから求めてきました。

 

マゼランの世界周航に始まり、昨日のキャプテン・クック、フランスの探検家ラ・ペルーズなどがメインに書かれています。

 

 

イースター島の絵。モアイ像ですね。

これを見た時は相当な衝撃だったのに違いない。

 

 

当時は写真などありませんから、こうやって航海の合間にもその様子が描かれてきました。

日本には葛飾北斎など世界的な画家もいますが、写実的な描写となると分が悪い気がする。

 

 

写真のない時代にはこれがガイドブック的な役割をしていたんですねぇ。。

 

 

なお、最後に紹介されるペルーズは、地球上で極地を除くと最後の謎とされていた北太平洋を探検しています。

北海道から樺太、そしてオホーツクへと航行して、世界地図的には宗谷海峡がペルーズ海峡と表記されることも。

樺太の謎(島か地続きか)にも挑んでいますが船が浅瀬で航行できなくなり断念、半島であると結論付けて引き返しました。

 

ところがペルーズの航海日誌を読んだことがあるのですが、訳のせいなのか知りませんけど、樺太を「島」と書いているんですねぇ。

世界地理的な意味で樺太が島であることを発見したのは間宮林蔵なのですが、ペルーズやのちに日本海に来ているブロートンなどは、実際は間宮海峡(タタール海峡)には至らなかったものの、大陸から切り離された島であることはうすうす感づいていたのかもしれません。

 

ちなみに間宮林蔵とともに樺太探検に挑んだ松田伝十郎もまた、ペルーズやブロートンが踏み込んだ領域に辿りつく前に、樺太が島であることを見抜いていました。

 

 

このシリーズはイラストが多くていいですね。

当時の人々がどのような思いで太平洋探検に挑んだのか。ワクワクしてきます。