昨年の同じ時期にも紹介していました『荒海からの生還』。

 

 

アマゾンでお買い得価格だったため速攻で注文しました。今は再び高値がついています。

 

写真は日本の漁船第一東華丸が、ボートで漂流しているイギリス人家族+相乗りの合計6人を救助しているところ。

こんな小さなボートで40日も生き延びた家族たちの精神力も素晴らしいが、彼らを発見してくれた第一東華丸の乗り組みの方々も本当に素晴らしい。

 

この物語を知ったのは、椎名誠氏の『漂流者は何を食べていたか』でした。

 

 

同書には似たようなゴムボート漂流のサバイバルがほかに2つも。いづれも彼らの精神力生命力には感嘆しないではいられません。

 

さて第一東華丸です。

 

昨年の調査で、わが宮城県志津川(南三陸町)の船であることが判明しています。

 

 

クジラと衝突、と書かれていますが、実際にはシャチであったらしい。まあ、それはどうでもいいとして。

これを知ってからは河北新報や郷土情報誌などに話を持ち込み、また南三陸町には第一東華丸の所有者だった鈴木さんの身内の方への問い合わせをしてきましたが、残念ながら地方ニュースの話題にするには少し弱かったらしい…

 

 

船長のドゥガル・ロバートソンさんは太平洋戦争で日本によって乗っていた船を沈められたそうですが、それから三十数年の時を経て、今度は日本に助けられるという不思議な因縁。

 

ロバートソンファミリーの息子さんたちは現在で60~70前ですからご存命でも不思議ではありません。今のお元気で、日本のことを思い出してくれていると嬉しいですね。

 

 

志津川の第一東華丸についてご存じの方がいらっしゃったら、ぜひとも情報をお寄せください!!