昨年の10月に紹介した本『荒海からの生還』
表紙は日本の漁船「第一東華丸」が、ゴムボートで漂流するイギリス人のロバートソン家族を救助の場面。
本そのものはロバートソンファミリーのリーダー、ドゥガルさんの日記です。
ロバートソン夫妻と三人の息子たち、そして相乗りの青年がのるヨットがシャチにぶつかられ沈没。38日間の漂流ののちに日本の漁船に発見され救助されるという物語ですが、重量オーバー気味のゴムボートで水と食糧の不足、そして浸水などの苦難を乗り越える素晴らしい話です。
ところでこの家族を救ったのが日本の漁船ということは、日本の新聞に記事が残っていてもおかしくはない。
そこで昨日(4月2日)、図書館の新聞記事を調べてみました。
ありましたねぇ。昭和47年7月27日の朝日新聞です。
戦時中には日本軍によって船を攻撃されたロバートソンさん、今度は命の危機を日本の漁船に救われたという不思議な因縁が書かれていました。
改めて第一東華丸の船員の方々には敬意と感謝を。
上の本に掲載されている、船乗りの方々とロバートソンファミリーの交流の写真です。新聞記事とは角度が違うだけで同じ場面か。
女性の隣にいるのは10歳の少年。子供ながらに大冒険をして生還したことは一生の誇りになるでしょうねぇ。
今年の七月で50周年になりますが、ドゥガルさんはさすがにご存命ではないでしょうけど、奥さんのリンさんは90くらいですから、女性の寿命を考えるとまだご存命の可能性はありますね。
息子さんたちは60代で、当然元気でいらっしゃるものと思います。相乗りの青年ロビンさんも70過ぎですからまだ生きていても不思議ではない。そして第一東華丸の乗り組みでは若手だった方々が今もお元気でいるでしょうか。
この方々からお話を伺う機会があればぜひとも聞いてみたい。
なお読売、毎日の新聞も探しましたがこれに関する記事は見つかりませんでした。残念。
ちなみに少年たちのお姉さんに当たるアンさんは船出の前に恋愛関係の男性のもとに行き、難を逃れています。
さて昨日の夜は珍しく中華を。
餃子12個。
酢、しょうゆ、ラー油でいただいてきました。
麻婆豆腐。
酢豚ですが、大皿から自分の分を取り分けたところ。
レバーの炒め物。焼肉以外で食べるのは久しぶりだ。
手羽先。
これは豚足のスープです。
こんな感じで骨がゴロゴロ。
茄子の炒め物。
コロナのワクチン三回目は一週間後に決まりました。それまで感染しないように頑張るしかない。