筑波山神社の社殿。旅行の安全を祈願しました。
葉っぱで文字が隠れていますが、「男体山頂2.4Km」。
最初は2.4キロなら大したことはない、と思ったが、結構大変かもしれない。
登山口です。山全体が神社。
とりあえず楽な道を、とケーブルカー。20分おきに出発です。
車両が下りてきました。男体山から下りてくる方々が向かって右側の出口から。
これから上る人たちは向かって左側から。
と、この時、後ろの方に肩を叩かれた。ウェストポーチから札束――千円札三枚を落としてしまったことを教えてくれた。
あの時のお姉さんありがとう。その女性とは、のちにまた山頂で顔を合わせるのである。
ケーブルカーの内部。この一枚を撮るために最後に降りる乗客となった。
立身石の場所を教えていただき、登山道へと。
間宮林蔵の時代にこんな立派な道があるはずがなく、間宮少年はどんな思いで山を登って行ったのか。
巨大な岩が現れました。あれが目的の立身石か?
ビンゴ!
数え年で13歳、実年齢12歳の間宮林蔵はここで出世を祈願。
さすがに吉村昭さんの小説ですらそのエピソードは書かれていない。
立身石の上にのぼって関東平野を見下ろしました。
新田次郎さんの小説『新田義貞』では、少年の小太郎義貞がどこぞの山頂で天下を語る場面がありましたが、
間宮林蔵の心境はそれに近かったのかもしれない。
小学生時代の国語の副教材にも、山から街を見下ろして気持ちが大きくなった少年のエッセイがありましたっけ。
立身石を見上げました。
今度は神様に対して拝む心境になる。
つづく