今日もしあわせな気分で
うちに帰った。

 

花屋さんで

信じられないくらい

お得な花束を

みつけたから。

 

 

いつからだろうか

 

お花を飾るのが

当たり前になったのは。

 

そういえば

花を買い始めたころ

うれしそうに生けてると

 

「なんでそんなもの買うの?」

 

と母に変な顔をされたっけ。

(今日も)

 

母は唯物論者かもね。

 

「お花を飾るといいことあるよ」

「お花の妖精がいるんだよ」

 

って私が言うと

 

「それ証明できるの?」とかいうし。

 

 

その割には

霊媒体質だから

部屋の中でなにかを見たり

お墓詣りでなにかを

背負ってきてしまう母。

 

まあ

おもしろい人だ。

 

 

私と母は

考え方も体質も違うから

この先ずっと

理解されないだろう。

 

なので私は

妥協が得意技になった。