わたしは

むずかしいことより

すでにあるものを

ひき出したい。

 

ひとのなかにある

なにかを。

 

なので

どうすればいいのだろうかと

年がら年中

思う。

 

 

ときどき

以前につたえたことが

そのひとの言葉となって

よみがえったとき

 

「やった!」

 

と感じる。

 

わたしの種は

芽を出したんだ。

 

 

そしてまたわたしは

このように

ことばをつらねていく。

 

自画像のように。