私は、何かになることを

念願し続けているのだろうか。

 

本当の私であることを

意識出来ているのだろうか。

 

なにかのとりえがあることが

私だろうか。

飛びぬけた何かが。

 

 

 

 

人からすごいね、と言われたことが

本当の私だろうか。

 

何かが好きで

夢中になってやることが

本当の私だろうか。

 

心に感じたことが

本当の私だろうか。

 

誰かを嫌いだと思ったことが

本当の私だろうか。

 

記憶力がなくて

本を読んでも忘れてしまうのに

こうして書いている私は

本当の私だろうか。

 

みんな違っていいと

わかっていても

違い過ぎる不安をかかえているのは

本当の私だろうか。

 

感じることを

恐れずに

何をどう感じているか

踏みとどまって

それを見ているのは

本当の私だろうか。

 

道路に散らばっていたごみを拾って

片付けたとき

スッキリしたと思う気持ちは

本当の私だろうか。

 

コメントに

知ったかぶった言葉を書いて

役に立ってるつもりになっているのは

本当の私だろうか。

 

子どもの時に

貧しい親のお財布からお金を持ち出したのは

本当の私だろうか。

 

流れていく雲のように

消えたり現れたりするのは

本当の私だろうか。

 

 

 

そもそも

本当の私になると思うのは

本当の私だろうか。

 

 

 

答えなんか

いらない。

 

暇だから

こんなこと考えるんだ。