「帰国して
新聞、手から
落ちた朝(⌒-⌒; )」
1988年ソウルオリンピック。
陸上男子100m。
事実上、
カール・ルイスと、
ベン・ジョンソンの一騎打ち。
私は、このカメラ位置のやや上から、
ゴールシーンを見ていた。
「パタパタパタ…」
あの時のスタジアム。
スタート直前は鳩の羽音が聴こえるほど、
静まりかえっていた。
「チャリョー」
「ドン!」
ゴールまでの10秒に満たない時間が、
永遠に続くのではないかと感じた、
スタジアムに響き渡る大歓声。
「この瞬間に立ち会うために、
私は来たんだ!」
メディアに携わる者としての、
矜持がそこにあった。
2日後、
興奮冷めやらぬまま帰国。
ソウルオリンピックの、
ツアーにあてた夏休みも終わり、
仕事再開の朝、4時過ぎ。
当時住んでいた天白区のマンション。
迎えのタクシーに乗り込む時、
玄関ドアの新聞受けから、
取り込んだ朝刊トップを見た瞬間、
手からスルリと新聞が落ちた。
「タワケ〜!」
東京オリンピックが始まった。
今日9時からの東海ラジオ
「楽気!DAY」
どっかで、この話は、たぶんする。
〜楽気!Midnight〜