午前9時、市内のTV局に向って名古屋の中心街を
歩いていると、空気は肌を切るように冷たいのに、
裸の街路樹を照らす朝日は陽気なほど華やかで、
まるで街全体が明るい光の渦に包まれているような
錯覚にとらわれてしまいました。
春いまだ 気配も立てぬ 冬木立
そそぐ陽射しの はなやかに見ゆ (lucky-clicker)
相場も引き続き立ち直りの目処が立っていないと
思ったので、今日も出勤前の注文はせず。
下げ相場で下手に手を出して傷口を広げたら厄介だと、
ぼく自身も依然として及び腰の状態が続いています。
昼休みにPCを見ると、意外なことに、日経平均だけでなく
新興市場も仲良く上げていて、何かしら投資家のマインドが
好転しているような印象を受けました。
もっとも、前場で多少上げても、後場に入ったらすぐに
戻り待ち売りの袋叩きにあって値を消してしまう心配も
あるわけですから、ここから手を出す気には
なれませんでしたが。
今日、ぼくがいちばん驚いたのは、昨日まであれほど
売り込まれていたマザーズやヘラクレスがいっせいに
大幅反発していたことで、こういうのを見ていると、
「あの急落は何だったの?」」と思わず口を尖らせたく
なってきます。それとも、この変わり身の早さが
新興市場の身上なのでしょうか?
ぼくは昨日・今日と2日続けてノートレード。
積極的に売りや買いを行うより、自分がいま抱えていて
ともすれば投げ出したい誘惑にかられる含み損との戦いが、
現在のぼくの株式投資の姿であるようです。
昨日▲220万まで達した含み損は、今日は▲170万まで
戻しました。もしかすると、「今日は50万勝った」と言っても
いいのかもしれません。株価がこのまま一本調子で快復してくれれば
いいのですが、多くの投資家が泣く泣く損切りを余儀なくされた
今回の急落の痛手がそう簡単に癒えるものとも思えません。
今夜のNY次第では、明日はまた下げもあり得るでしょう。
もちろん、更なる上げもあり得るのでしょうが、その時はその時で
待ってましたとばかりに売り物がたくさん出てくるような気がします。
少なくとも、ぼくに売り物があって明日が寄り高の様子だったら
これ幸いとばかり売ってしまうでしょうから(笑)
「含み損」を巡るこの戦いは、地味だし、やってて全然面白く
ないのですが、ストレスだけは表立った売った買ったと同じくらい
かかるもののようです。これをやり遂げることで、投資家としての
自分が一皮むけてくれればいいのですが。。。
売り買いとは違った世界で投資に励む人たちにラッキー・クリック☆