芸術とはなにか。

芸術とはそれらの表現方法でしか認識することができない世界の写像である。

それらは単におとぎ話を描いているのではない。我々の通常の知覚では認識不可能な領域を様々な手段によりその認識不可能ではあるが確かに存在するものを強調するための手段なのである。

そして、それは客観的になることがある条件化の下ではできる。


芸術家がどうして普遍的に評価されるのか。いかにしてそれは可能なのだろう。

ピカソは芸術家として偉大である。これは周知の事実である。しかしながら、いかにして芸術家は偉大なる芸術家になることができるだろうか。あるいは、偉大であると認められるのであろうか。芸術家の定義自体はなんでも十数種類あるらしいが、客観的に認められるということなしにすれば自らが芸術家と認めれば彼は芸術家になることが可能である。あるいは、彼自体は芸術家と主張しないが他の人々によって芸術家であると主張されるかもしれない。しかしながら、常識的な意味で偉大なる芸術家といわれるためには多くの人の承認が必要とされる。多くの人の承認が必要ということは何を意味しているのだろうか。それは芸術の普遍性である。つまり、偉大な芸術というものの前提にとして普遍的な感情がどの文化にも共有されるのが可能であるかもしれないということを意味する。というのは芸術とは感情ときっても切り離せない関係だからである。しかしながら、我々が価値があると位置づける多くの芸術は、単に近代的な思想を帯びた文化に特徴的なのであろうか。確かに、例えば古代のマヤ文明の人にピカソの絵をみせても今ほどその価値は認められないかもしれない。あるいは認めるかもしれない。いずれにせよ、近代化の特徴を帯びた文化には確かに普遍性がみられるのは確かである。

以上のことを総合的に判断すると、近代化をとげた文化の人々には共有される価値観があるということになる。
人間の本質を考えるうえでの参考になればと思う。