旅立つ時に感謝と共に逝った人は 気配も残さない 父も母も この家で 旅立ったけど あんまりにも 綺麗に なんの濁りなく 渡っていったなぁ 残された 愛用していた物 愛でていた物には 愛や美しさしか 今も感じない もっと生きたかったとか 後悔のような重さは 何1つなく そんな家で 近い将来 老いていける私は かなり 幸運だな 昨年の今頃 病院内の敷地で 車椅子を押しながら 母と見た桜も 本当に綺麗で そして 潔く 散っていった 自然は 色々なことを その姿で 教えてくれるな