目ぇつぶって飛べ | がんも身のうち *子宮頸がん再発転移の無治療ライフ*

がんも身のうち *子宮頸がん再発転移の無治療ライフ*

癌になったらどうすればいいの? 答えはきっと、一人ひとりの胸のうちにある。闘うも闘わないも、その方法も、人それぞれでいいと思う。それまでの人生が、皆それぞれであったように、そこから先の生き方もまた、その人らしくあることを諦めなくていいんじゃないかな。


1月16日(金)に撮った

造影MRの画像には


新規3名にお連れ様を含むご一行様が
しっかりと写り込んでいました。


5mmから1cm前後の腫瘍が
明らかなもので7コ。

怪しいものも含めると10コ以上。


過去にガンマナイフ治療済みのもの
(一昨年12月に3コと昨年3月に1コ)から数えると

すでに相当数になり

Herbs の転移性脳腫瘍はガンマナイフで叩いても

ポコポコ新しいのが出てくる性質。


この現状を踏まえ

このたびの治療法としてDr.陣から提示されたのは

全脳照射でした。


これ以上 ガンマナイフで叩いても
イタチごっこであると。

それよりも
予防的側面をもつ手段である全脳照射が望ましいと。



うん、確かに、それはわかるよ。




これにより、Herbsの選択肢は2つ。


全脳照射を受け、
脳壊死による脳全般の萎縮と
認知機能の低下という後遺症のリスクを受け入れるか


全脳照射には NO と答え、お迎えが来るまでのときを自分らしく、穏やかに過ごすか



週明けには
態度表明しなくちゃなので

金曜からずっと
なかなか答えの出ない話し合いを
家族と繰り返しています。


こういう選択をしなければならないときに

判断基準となる情報は

利害や、感情、経験則や希望的観測が混じり合ったものではなく

冷たく、無機質でいいから、正確な情報が欲しいのです。



全脳照射の後遺症について、Dr.陣に質問しても

⚫︎心配には及ばない
⚫︎保険適用の標準的治療となっている手段だから危険性は少ない

などの、あいまいな答えしか返ってきません。

認知機能の障害についても

⚫︎出る出ないには個人差がある
⚫︎晩発性なので懸念事項にはあたらない(暗に、晩発性の障害が起きてくる頃まで予後はないとの意を含む)

などのお答えがあるのみ。

それらがウソだとは言いませんが

認知機能の低下は、全脳照射後
数ヶ月で出現する場合もある、という情報もあり

残念ながら納得できる答えとはなっていません。


このまま様子見すると、症状が出てくるまでの時間は?

と聞けば

1ヶ月、とのこと。



要は


今、私のおかれている状況は


逡巡している時間はなく、他の治療法の選択肢もないのだから


生き延びるためには


目をつぶって飛べ ってこと。



でもね

肺なら肺のこと、脳なら脳のことだけを第一義に考えてくれている Dr. たちと

人間 Herbs 丸ごとを懸念する患者本人や家族との間には

埋まらない溝があるんだよね。

何度、質問して話しても、平行線。



呼吸もラクになり、脳転移の不安からも、酸素ボンベからも解放されて

再び自分らしく生きる時間を
少しの間なら過ごせるかもしれない。

でもその代償は ・・・。

その先は・・・。



同じ目をつぶって飛ぶなら、
しっかりと自分を保ったまま
太く短く生きる
そのための最良最善の環境を整えるって方向も、あるんだよね。



家族とは


全脳照射を受ける受けない
どちらを選ぶにせよ


どちらの方がより良いか、の選択ではない以上

どちらの選択がもたらす未来がより受け入れやすいか、を焦点に


家族一人一人への影響や協力キャパシティ

人生観や死生観を

語り合っています。



せっかく肺を治療して、呼吸もラクになってきているのに

なんとも皮肉なものですね。




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