三章‐5話 | LuckbEE HAIR dESIGN の blog

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四人は一斉に怒号がする、軒先に顔を映した。

福田は眉を細め、ゆっくりと立ち上がり、その先を睨む。

なおみは不安と言う仮面をスッポリ被せ、津波古の元へ近づいた。

太陽は手に持つ、お猪口を静かにカウンターに置き

「感傷に慕ってる場合じゃねぇな」福田に声を掛け、津波古の様子を窺った。

津波古は、「今、着たか」一瞬にして表情は曇り

両手で顔を洗う仕草をして、定まらない視点をキョロキョロさせている。

何かに、怯えてる。

誰が見ても…

そう、見えた。


「何、何に怯えてるんですか?」


そう、聞きたくなる程困惑している。

太陽は「ジッ」と津波古に視線を送り続けると

頼りなく下がった眉を黙って見つめるしかなかった。

「店長…」

か細い声を絞り出し、なおみは津波古の右腕に手を伸ばす。

口元を固く結び、無言のまま、顔を真横に振る。

「ブルッ、ブルッ」音が聞こえてきそうだ。

なおみの無言の表情は、「無視して。ほっときましょう、やり過ごしましょうよ」

固く結ぶ口元から「我慢の声」が聞こえて来るようだった。


つづく