人は本来、いつでも自分自身を確認できるのに、ある日突然に自分自身の存在でさえ自覚できないことがあるのです。そんな時、心が彷徨うのです。でも自分ではどうすることもできません。親しい人にすがりたいと思うこともあります。いかに親しい人でもこの彷徨を止められないと思ってしまいます。

こうのブログ

心が彷徨える人は優しい人です。彷徨える人は心広き人です。彷徨える人は強き人です。彷徨える人は他人の気持が痛いほど分かる人です。彷徨える人は自分の痛みをどうにかすることもできません。でもその痛みを他人に取ってもらおうとはしません。この苦しみをその人に与えたくないからです。

心が彷徨うのはなぜでしょう。遠くに小さき小さき愛が見えます。その愛は段々こちらに近づいているのが分かります。しかしその愛も彷徨うのです。でも愛が彷徨っているのではなくあなたの心が彷徨っているのです。しかしそれをあなたは分かりません。分かろうともしません。

遠い遠い過去からの使者がこの彷徨をあなた達にもたらします。その使者はその彷徨を人としての証としているのです。人だからこと彷徨うのです。人だからこそ心があるのです。あなたが愛する人に会った時、それぞれの過去からの使者同士が会話します。

遠い遠い過去からの使者、数百年、いや数千年の時間を越えてそれぞれの使者はあなた方の愛の機会に会うことが出来たのです。その使者はあなた達に迷いを与えます。そして揺さぶりを与えます。それによってあなた達は心が彷徨ってしまいます。でもそれでいいのです。

彷徨える心は純なものです。純粋な水と同じです。心や気持をすべて満たとしてもあなた達は満たされたと思わないのです。愛は透明です。それぞれの水は交じり合っても何も変化しないのです。だから変化を求めてはいけません。それ以上の愛は存在しないからです。

しかしあなた達は純粋な水より色の着いた水で心を満たそうとします。あなたの求めている水の色と相手の求めている水の色は異なっているでしょう。純な気持ではあっても相手をその色で染めてしまいたいと思ってしまいます。しかしそれは愛なのでしょうか

彷徨うのはなぜ、あなたと相手の気持の違いを感じるからですか。それともこの愛が崩れてしまうと思うからですか。あなたはその人を愛しているのですか。愛しているのでしたらそのような心配はないはずでしょう。過去からの使者はあなた達に純粋に語りかけます。

過去からの使者の言葉をそのまま受け入れられないのはあなた達の心に純なるものばかりではないからじゃないですか。過去からの使者は、あなた達の中にある本の少しの不純なものを知りません。そのような経験がないからです。過去からの使者にはその不純なものは見えないのです。

過去からの使者はあなた達の彷徨える心に感動します。数百年、いや数千年の時間を越えてこの機会を得たのですから当然のことでしょう。使者同士は純なる人ですが魂の化身で相手を選びません。そのまま受け入れることができます。それは外見でなく心の塊だからです。

過去からの使者はお互いが分かるようにその仮身を相手に示します。それはsignなのです。その使者がそこに居ることを示すだけなのです。それに比べあなた達は身も心も持っています。贅沢なほどの存在なのです。人として生まれることの困難さは分かっていないでしょう。

そのとてつもない確率をあなた達は知りません。それほど贅沢な存在であるにも関わらず、自らこの世界から旅立ってしまう人も居るのを過去からの使者はどうしても納得できません。ほんとにほんとにとてつもない確率で生まれてきたのに、どうしても納得できないのです。

あなたは相手の愛を信じようとします。同様に相手もあなたの愛を信じようとします。でもお互いに自分の愛を信じることが出来ません。それが人です。自分でありながら自分でないのです。だからこそ他人の愛をすべて受けていることが出来るのです。

あなたが愛しているのなら、相手の水の色をすべて受け入れなさい。自分の色を捨てて相手の色に染まることに躊躇すべきではないでしょう。それでもあなたは自分の水の色に固執しているのですか。愛することはすべてを賭けても後悔しないものではないのですか

あなたが自分の色を捨てた時、相手も愛しているのなら自分の色を捨てるでしょう。気持の中で後悔はあってもお互いが愛によって交じり合った時、過去からの使者は純粋の水であなた達の心を満たしてくれるでしょう。そしてその水の温かさをあなた達は感じるはずです。

その水の温かさは過去からの使者が暖めてきたものだからです。人はいつの時代にもある温かさを持ってきたのです。それは水に中に居たときも同じでした。陸上に這い上がった時もその温かさは持ち続けてきたのです。そしてその温かさをあなた達は今感じているのです。

あなた達はまだ彷徨っていますか。過去からの使者たちは安息の中にその役目を終えようとしています。過去からの使者はやっとこの時代この瞬間から永遠の眠りにつくことができます。その時にその機会を与えてくれたあなた達に贈り物をしてくれます。

それは愛なのです。再び灯す明かりのように純粋な光なのです。その光はあなた達に再び生命の歯車を回させます。人として生まれたことに感謝しなさい。過去からの使者に機会を与えたことに誇りを持ちなさい。そして新しい生命のための息吹を感じなさい。そしてその歯車を回しなさい。それがあなた達に与えられた使命なのです。