3月ももうそろそろ | 美月あきこオフィシャルブログ「気分はいつもファーストクラス」Powered by Ameba

3月ももうそろそろ

3連休も今日で最後です。


私の経験上、10年間は光陰流水だったので

今月末までの11日間なんて、あっという間であることが予想されます。



今月は決算期を迎えている企業が多いと思います。



・イベントは自粛ムードで開催キャンセル


・都内の飲食店は閑古鳥。


・工場も本社が出社自粛で止まっていたり。


大きな会社はいいのですが、小さな会社では資金繰りが厳しくなるのでは?との思いから

私の勝手な妄想STORYをシェアさせていただきます。



例えば、小さなお店。
1ヶ月お店を開けるのに、人件費・賃借料・電気代・リース料・材料費等の固定費だけで

仮に50万円かかるとします。
この混乱で2ヶ月間仕事にならなかったとしたら、100万円マイナスになります。


よほど財務基盤の強い会社でなければ、このへんで来月からの運転資金がなくなってしまいます。

今月末には、掛けで仕入れた材料の支払いが迫っています。

そうすると、当面の店舗運営ための運転資金として100万円くらいを追加で借りなければ回りません。



経営者は金策に走り、何とか100万円を短期の借金で調達することができました。



はい、借金残高 100万円 



地震のあと、需要がいつ元通りになるか分かりませんが、

徐々に戻ってきたとしても利益の出るレベルになるまでさらに3ヶ月はかかるとします。

そうすると、上で借りてきた100万円の運転資金も尽きてしまいます。

次月からようやく利益が出はじめるのに、運転資金がありません。

運転資金さえあれば、少しは利益が出るはずなのに。。。orz



ですから、経営者はもう一度金策に走ることに。ダッシュ


足元の売上表(四半期決算)は非常に厳しい数字、今回は難しそうです。

でも何とか駆け回り、100万円を借りることができました。


これでもうしばらくはお店を開けられます。わーい!


はい、借金残高 200万円



これで何とかつなぐことができました。

よかったです。。。し、しかし、店舗は相変わらず利益をそのまま借金と運転資金に充てる

「自転車操業」状態。

ちっとも安定しません。。。



こうしたことが、小規模な企業から起きはじめるでしょう。



もし最初の100万円が借りられなかったら…
経営者は資金繰りに行き詰まり、その場で倒産になってしまいます。
しかし、このような事態にならないよう日銀は異例の資金供給を発表しています。

先日さらに3兆入りました。おかげで今は短期資金があふれかえっています。


喜んでばかりはいられません。

日銀がタダ同然の金利で金融機関にお金を回しても、

金融機関はタダでは貸してくれません。

金融機関は高い金利と手数料でご飯を食べてます。


小さな会社ぐらいだと信用力は高くないので、結構な金利を取られてしまいます。

条件が悪いと貸さないことだってあります。

金融機関だってビジネスですから、より魅力的な投資先(地方自治体など)があれば

そちらにお金を振ります。

↑の例では、経営者は最初の100万円は借りられても、

3ヶ月後の追加100万円は借りるのがかなり難しいだろうと想像されます。


そして…もっと恐ろしい現実が…。 

(心臓の悪い方、血圧の高い方はお読みにならないでください!)



必死で運転を続けてきたこの数か月。
自転車操業でぎりぎりの経営。

借金残高は、利子分を何とか払っていたので増えてはいませんが、減ってもない。


そこに借金の返済時期が!

返済期日には最初に借りた100万円を銀行に返さなければなりません。

ただでさえ手元にお金がないぎりぎりの経営状態なのに、

ここでさらに100万円の現金を工面しなければならないとは…。


しかもその3ヵ月後には、さらに100万円を返さなければならないのです。


「この状態で200万円も借りるなんて無理…。そ、そうだ、たしかオレ、生命保険入っていたなぁ…」などと

あってはならない考えが経営者の頭をよぎります。



↑このようにして、資金繰りに行き詰ってしまう経営者が増えることが心配です。

今回例に挙げたケースは、小さなお店なので100万円単位の借金としましたが、

中規模店舗や工場になれば、ゼロが一つ増えます。

資金繰りへの対応は、日銀だけでなく金融庁・金融機関が一丸となって対応していかなければ

大変なことになります。

金融機関も、持ち合いの株式資産や国債の不安で資産が…となれば、

中小零細の救済どころではなくなります。

自分の身も危ないのですから、日銀が出したお金を自分でガブガブ飲んで

財務健全性を上げようとするので、中小企業には資金は回りません。


そして、私たち消費者の自粛ムードが加熱しすぎると、

こうした傾向に拍車をかけることになってしまいます。



そして財務に関わる方は、規模を問わず資金繰りをかなり真剣に考えておいた方が良いと思います。

こんなときにネガティブな記事で大変恐縮ですが、

機内アナウンスよりも有用なアテンションプリーズということで、ご了承下さい。


被災地に支援し続けるためにも、しっかりと基盤を固めておくべきだと思います。



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