25年前の出来事・・・・・・・・・・・・・・・・・・
会社はお休みをいただいておりますが
私は今日もお仕事させていただいております
今日も出張です
お盆の帰省客の方が圧倒的に多いですが
ビジネスで乗っていらっしゃる方も チラホラ
25年前
524名を乗せたJL123便が御巣鷹山に墜落し、520名の尊い命が失われました。
この時期になると毎年テレビの報道番組などでボイスレコーダーの音声が流れます。
あれを聴くたびに 過呼吸のような症状になって胸が締め付けられます。
昔、うつ病でパニックアタックに悩まされていたころに戻ったような感覚とも言い換えられるのかもしれません。
事故当時、私はまだ入社前で 自宅で「スチュワーデス物語」の再放送をみていました。
それが急に打ち切りになりました。
数日後、近所の開業医の奥さんとお嬢さんがその事故でお亡くなりになったことがわかりました。
身近なところにご遺族がいたので、もの凄い恐怖心とともに
そのニュースや飛行機への興味が湧いたといのが正直なところでした。
現役CA時代は、年1回の緊急脱出訓練で訪れる安全管理部前に展示されている
事故現場の写真パネルや教官のお話やビデオなどで、いつも 「は」っとしていたことを思い出します。
日常のあの機内業務のあわただしく忙しい業務の中で、
つい忘れてしまっている自分にハッとさせられていました。
目の回るようなルーティンワークに振り回されていた 私 でした。
組合の慰霊登山に参加して、日常の不平不満はどこかに飛んでいき、
こみ上げる気持ちが抑えられず
涙を流したことも昨日のことのように覚えています。
どんなに強い気持ちもそれ以上のものが出てくると薄らいでくる・・・・・・・・
先日、ある媒体の記者さんから、「JALのロゴマークの変更が検討されているようですが
どう思いますか?」
との質問がありましたが
私は一乗客の立場で、昔の 「鶴丸」 に戻してほしいなあ、と願っています。
海外空港であの「鶴丸」を見ると、「ほっ」として自分が日本人であることを再確認しました。
そして、123便の事故機体尾翼にも 「鶴丸」のロゴが付いていました。
「鶴丸」には いろんな意味が含まれているので賛否両論あるのは理解できますが
安全への誓いや事故を忘れない、風化させないためにも
いつも「鶴丸」を尾翼に乗せて 「忘れない」 こと。
四半世紀たった今日、JAL機に乗りながら思ったこと。
亡くなられた全ての乗員乗客のご冥福を心よりお祈りします。
合掌。