ちっちゃいけれど、世界一誇りにしたい会社
先日の羽田ー福岡間で約半分、
ホテルに着いてから残りの半分を一気に読んでしましました。
爪が折れてタイピングするのも痛いので…と思いましたが、
思いの外、感動したので
御紹介させていただきます
- ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社/坂本 光司
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到着まえ、飛行機が左右に大きく揺れて、
その後、縦揺れとなり
私のお尻が 座席とシートベルトの間で
小さく トン と浮き上がって
その後、大きく左右に揺れながら
次の瞬間 ド サ ン
私の腰の椎間板からまたもや水分が抜けきったのでは?
と思うほど、痛かったですよ
![痛い](https://emoji.ameba.jp/img/user/ba/baseball-yakyu/339733.gif)
まあ、そんな私の腰の痛みを軽減してくれるような
そんなジーンと胸にくる本を読むことが出来ました。
- ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社/坂本 光司
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8つの会社のストーリーで構成されています。
どの会社も社員数30人以下。
愚直にお客様に信頼される商品作りに
利益 採算 二の次で取り組んでいる姿がジワジワと伝わってきます。
この8つの会社の中で「これは!!」と思ったのが
(有)はっぴーおがわ という 広島県呉市にある会社のエピソード
こちらの会社はもともと老舗呉服 を扱っていた会社でしたが
方向転換をはかり 福祉医療や寝具の製造に乗り出します。
高齢者やからだの不自由な方向けの商品のためなかなか採算がとれないのですが
困っている人にとってはなくてはならないもの。
その方に合わせた 一品一様なため
採算が取れず何度も倒産の憂き目にあいそうになったのだとか。
そんな中、社長の小川さんが病気で寝たきりとなってしまいます。
そこからさらにまた試行錯誤の 山あり谷あり。
読み終わってから はっと 気づいたのですが、
こちらの会社の扱う商品に
「はっぴーそよかぜ」という 福祉用マットレスがあります。
どこかで耳にしたよな~と、いろいろ考えていましたら
私の寝たきりの父親がこの商品にお世話になっていることを思い出しました。
昨年、実家に帰った際、この
ハッピーそよかぜ というネーミング、
(有)はっぴーおがわ という聞いたことのない会社名
本社が広島県呉市にあるということ など
その場にいた 母や ケースワーカーさんなどと話をしたことを思い出しました。
私の椎間板ヘルニア手術後の2週間固定でも相当苦痛でした。
2週間でもあんなに苦痛なのですから
寝たきりになると想像を絶するほどの苦しみなはず。
マットレス1枚にも快適に過ごせる工夫が必要です。
このマットの高反発性や通気性のよさのおかげで
父は褥瘡や皮膚のかぶれ、ただれが、スッキリと改善されたらしいのです。
自宅や施設で介護を受けている人は誰にも届けられない気持ちを抱きながら、
毎日長い一日を過ごしています。
そんな気持ちをくみ取り、丁寧に答えてくれ商品作りをしてくれた
はっぴーおがわさん が身近に感じられ、
その姿勢に つい、ジ~~ン ときてしまいました。
その他、 北海道にある 丸吉日新堂印刷さんのエピソード
その安部晋社長の小学生の頃のエピソード
脳梗塞とメニエール患い その後半身不随になってしまわれた
お母様にむかって言ってしまった一言。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
これは、私も過去、ある人に言ってしまったことがあります。
その時のことを思い出し辛い人をより苦しめるような言葉を言ってしまった
自責の念が残っていた自分に置き換えながら読んでしまいました。
8社すべてのご紹介は出来ませんが
利益よりも奉仕、世のなかのために一生懸命商品をつくり、
サービスを提供している温かい会社のお話しには
学ぶべきことがたくさんありました。
お金でなく大切なものを教えてくれる一冊です。
それに加えて、ストーリーって こんなに感動を生みだすのね と
感心しながら読みました。
自己紹介や会社紹介・商品紹介のヒントにもなる一冊です。
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商品の開発秘話や自社の歴史のストーリーを入れ込むと
話に奥行きが出て
こんなに大きな付加価値になる、ということも
この本から学び取ることが出来ました
みなさんも是非 読んでみて下さいね