【世界選手権特集②】キム・ヨナの“ジゼル”日本メディア絶賛（記事：１０）

■「キム・ヨナの『ジゼル』は完ぺき」日本メディアが絶賛

キム・ヨナの初めてのトレーニングを通じて振りつけ内容を確認した日本のメディアは２５日、一斉に賛辞を送った。読売新聞は、「音楽とともに完ぺきな演技を披露した。スピンやステップでも高い表現力を発揮した」と評した。毎日新聞は、「有名バレー曲『ジゼル』をテーマにした新しいショートプログラムを披露したキム・ヨナの演技は圧巻だった」と絶賛した。

産経新聞は、「１年の空白が感じられないスピードあふれるスライドとジャンプだった」と驚いた反応だった。東京新聞は「高難度のジャンプを成功させほとんど完ぺきな演技をした」と賞賛を惜しまなかった。





[2011.04.26 08:54:27 中央日報]

■さすがヨナ！女王完ぺき演技／フィギュア

秘密のベールが解かれた。バンクーバー五輪女子金メダリストの金妍児（２０＝韓国）が、昨年３月の世界選手権以来、１年ぶりに実戦の舞台に戻ってきた。２４日（現地時間）、本番リンクで行われた世界選手権公式練習で、初めて今季のショートプログラム（ＳＰ）「ジゼル」の全容を明かし、まったくミスのない完璧な演技で、女王の貫禄を漂わせた。４年ぶりの優勝を目指す安藤美姫（２３＝トヨタ自動車）も公式練習を行った。

古典バレエの傑作「ジゼル」の調べが終わると、会場の関係者から感嘆のため息が漏れた。すべての人が注視する中、金はＳＰの通し練習を完璧にこなした。「ちょっと氷が軟らかいと感じたけど、とてもいい雰囲気で滑れた」。五輪の時に勝るとも劣らない演技を見せつけた。

ＳＰのジャンプは３つ。バンクーバー五輪のＳＰ「００７メドレー」の時と構成は変わらない。冒頭から高難度の連続３回転ジャンプ、続いて３回転フリップ。最後にダブルアクセル（２回転半ジャンプ）と、全く着氷が乱れることもなく、舞い降りた。スピンやステップのスピードも十分で、１年のブランクがうそのようだ。

不安があったのは、３０分の練習時間の最初の１０分だけ。さすがの金も緊張感を隠せなかった。２回転半ジャンプが抜けて１回転半になり「ちょっとナーバスになった」。しかしグレーのＴシャツを脱ぎ、黒のタンクトップになると「その後は何の問題もなかった」と、圧巻の練習内容を披露。１０本以上のジャンプを軽々とこなした。

「ジゼル」のほかに、今大会だけのために用意したプログラムは、フリーが有名な朝鮮民謡の「アリラン」だ。「多くの人が演じてきたけど、今までと違った『ジゼル』をお見せするわ」。バンクーバー五輪後、実戦から離れていた１年の思いを詰めた２つの名曲が、ついに金を世界の舞台によみがえらせる。


[2011年4月26日8時32分 nikkansports.com]

■ヨナ、完璧ＳＰ！１年１か月ぶりブランクなんの、女王の貫禄…世界フィギュア

▽フィギュアスケート　世界選手権第１日（２５日、モスクワ・メガスポーツ）　当地で男子予選を行い開幕した。女子は公式練習を行い、バンクーバー五輪金メダルの金妍兒（キム・ヨナ、２０）＝韓国＝は姿を見せなかったが、２４日の練習では新ショートプログラム（ＳＰ）を初披露。１年１か月ぶりの実戦で２年ぶりの世界女王へ順調な仕上がりを見せた。２連覇を狙う浅田真央（２０）＝中京大＝は、初出場の村上佳菜子（１６）＝中京大中京高＝とともに当地に到着した。

五輪女王が、ついに“鉄のカーテン”を開いた。２４日夜に本番リンクで行われた３０分間の公式練習。真央に敗れて２位に終わった昨年３月の世界選手権（トリノ）を最後に実戦から遠ざかっていた金が、１年１か月ぶりに戦いの場に姿を現した。

新コーチのピーター・オプガード氏（５２）が見守る中、黒のタンクトップとスパッツ姿で簡単なダブルアクセル（２回転半ジャンプ）から跳び始めた。「氷が軟らかくて、最初はナーバスになったが、２０分後くらいから調子が上がってきた」。中盤で武器の３回転ルッツ―３回転トーループを立て続けに成功させた。

曲を流してプログラムを通す練習では、バレエの「ジゼル」を使ったＳＰを“世界初公開”。冒頭で２連続３回転を決め、３回転フリップと２回転半も着氷。五輪でＳＰ女子歴代最高の７８・５０点を出した「００７メドレー」とほぼ同じ構成を完璧に滑り「とても良かった。ジゼルは有名だけど、私は違ったジゼルを見せたい」と笑みを浮かべた。

五輪シーズンと変わらぬ安定感を見せたが、環境は大きく変わった。二人三脚で歩んできたカナダ人コーチのブライアン・オーサー氏（４９）と昨年８月に決別。練習拠点もカナダから米ロサンゼルスに移し、世界選手権５度制覇のミシェル・クワンさん（３０）の義兄のオプガード氏を昨秋から新コーチに迎えた。

２５日は練習に参加せず、２９日の女子ＳＰに備えて休養した。新フリーは朝鮮民謡の「アリラン」を使ったプログラム。試合は“ぶっつけ本番”となるが、大会が約１か月遅れたことで「その分、練習することができた」と十分に滑り込んできた。「緊張しすぎないように、ベストを尽くしたい」。沈黙を破った女王が再び最強の“刺客”となる。


[2011年4月26日06時02分 スポーツ報知]

■ヨナ万全　公式練習、ジャンプすべて成功　フィギュア

１年のブランクをまったく感じさせない技の完成度と、体からわき出るオーラ。昨季の世界選手権以降競技から遠ざかっていた、バンクーバー冬季五輪女子金メダルの金妍児（キム・ヨナ＝韓国）が、１年ぶりの実戦復帰を前にした公式練習で好調ぶりをアピールしている。

２４日の公式練習ではショートプログラム（ＳＰ）で滑るバレエの「ジゼル」の音楽にあわせ、冒頭の２連続３回転ジャンプなど三つのジャンプ要素をすべて確実にこなしたほか、持ち味である滑りのスピード感も十分。約１年ぶりの競技会。それもライバルや関係者が見守る本番リンクで、「五輪女王」はその実力をいかんなく発揮していた。

ただ、休養あけの選手にとって最も危惧すべきなのは、体力面と精神面を大会期間中にどれだけ維持できるかに尽きる。実際、休養あけで復帰した選手が２分５０秒のＳＰで実力を見せつけても、４分と演技時間が長くなるフリーになってから崩れるケースは何度も目の当たりにしてきた。

２４日の練習後は「初練習だったので初めは緊張したけれど、徐々に良くなった。自分のジャンプ、特に冒頭の２連続３回転に集中したい」と、日韓のメディアに囲まれてなごやかに金妍児は語った。フリーは韓国の伝統音楽である「アリラン」を使う予定だ。

コーチを変更し、拠点をカナダから米国へ移して臨む１年ぶりの競技会。韓国メディアによると、復帰の理由は「フィギュアスケートへの愛」とのこと。一時は引退説も流れていたビッグネームの復活は、衝撃的なものになる予感がする。（坂上武司）


[2011年4月26日11時0分 asahi.com]

■キム・ヨナ絶好調　１年ブランクも完璧リハ

フィギュアスケートの世界選手権が２５日、ロシア・モスクワで開幕した。１年ぶりの実戦復帰となるバンクーバー五輪女子金メダリストのキム・ヨナ（２０＝韓国）は２４日、本番リンクで初の公式練習に参加し、ショートプログラム（ＳＰ）の「ジゼル」を完璧に演じ、健在ぶりをアピールした。

武器とする高難度の３回転ルッツ―３回転トーループなど３つのジャンプを全て成功させた。世界最高得点を出したバンクーバー五輪と同じジャンプの構成。「練習の最初は緊張したけれど、徐々に和らいだ。とてもいい演技ができた」。１年間のブランクを感じさせない圧巻のパフォーマンスだった。

２連覇を狙う浅田よりも３日早くモスクワ入りして、気合たっぷりの五輪女王。日本勢にプレッシャーをかけてきた。




[2011年4月26日 06:00 スポニチ]

■フィギュア：キム・ヨナSP「ジゼル」初公開
昨年の世界選手権で不振・オーサー・コーチとの決別乗り越え完璧な演技

「フィギュアの女王」キム・ヨナ（20）＝高麗大＝が以前の姿のまま帰ってきた。フィギュアスケートの2011年世界選手権（ロシア・モスクワ）に出場するキム・ヨナは24日、大会会場であるアイスパレス・メガスポーツのメーンリンクで、ショートプログラム（SP）の「ジゼル」を初めて公開した。これを見た人々の反応は熱かった。米NBCテレビのスポーツ専門チャンネル「ユニバーサルスポーツ」は「私たちが記憶している中でも最高のコンディションのキム・ヨナとして帰ってきた」と伝え、日刊スポーツをはじめとする日本のメディアも「ほぼ完璧な演技をやってのけた」と報じた。

昨年2月のバンクーバー冬季五輪で見事な演技により金メダルを手にしたキム・ヨナ。その1カ月後に行われたイタリア・トリノでの世界選手権で2位になってからは公式大会に出場していない。この時のSPでは、ジャンプ・スピンなどで信じられないようなミスを連発、7位に終わった。一部には「キム・ヨナはタレントになるだろう」「もう疲れ切ってしまい、選手生活はできないのでは」という憶測もあった。

キム・ヨナが4年間を共にしてきたブライアン・オーサー・コーチと昨年8月に決別したため、再起は難しいとの悲観論が高まった。しかし、キム・ヨナは米ロサンゼルスで個人練習に専念した。新たに迎えたピーター・オペガード・コーチと、東京で先月行われる予定だった世界選手権に照準を合わせてきた。ところが、東日本大震災で東京大会は中止に。その後、紆余（うよ）曲折を経て、世界選手権はロシア・モスクワに場所を移し開催されることになった。2009年の世界選手権優勝以来、同大会2回目の金メダルに挑むキム・ヨナは、29日にSP、30日にフリーに臨む。

今も変わらないジャンプの実力

関心の的はやはりジャンプだった。キム・ヨナは今年2月のインタビューで「昨年10月から本格的な練習を始めた。1月ごろ、五輪レベルの体調に整えた」と語った。韓国国内で練習の一部を2回公開した際も、ジャンプは見せなかった。「何か問題があるのでは？」と懸念する声が上がるのも当然のことだった。

しかし、キム・ヨナは24日の練習で「女王の帰還」を知らせた。3回転－3回転のコンビネーション（トリプルルッツ－トリプルトーループ）と、トリプルフリップ（3回転）、ダブルアクセル（2回転半）などを教科書通りの見事さで飛んだ。13カ月間実戦経験がないというブランクは感じられなかった。特に、SPとフリーの最初の演技課題である高難度トリプル連続ジャンプはさらに完成度が上がった。ジャンプのスピードから動きまで、正確にチェックしている様子だった。

躍動感に焦点合わせる

キム・ヨナはジゼルについて「一部分も余すところなく全て気に入っている。うれしくも悲しいという、複雑な感情を表現しようと努力した」と語った。テクニックだけでなく、芸術性も史上最高を追い求めた。

「ジゼル」は19世紀半ばのフランス人作曲家アドルフ・アダンが作ったバレエ作品で、キム・ヨナは音楽と振り付けのテーマのモチーフにした。ロマンチックバレエ（ロマン主義のバレエ）の代表作でもあり、そのストーリーは有名だ。純朴な村娘だったジゼルは、平民だと身分を偽った貴族アルブレヒトの誘惑に負け恋に落ちる。アルブレヒトは既に婚約者がいる身だった。ジゼルは裏切りと屈辱感にさいなまれ命を絶ち、男に裏切られ結婚前に死んだ処女の精霊「ウィリー」になる。ウィリーたちの女王であるミルタは、アルブレヒトが死に至るまでダンスをさせるが、ジゼルは夜が明けるまでアルブレヒトを守り、消えていく。

キム・ヨナのジゼルは、音楽の展開順序がバレエとは少し違う。第2幕序曲と第1幕のジゼルの登場、第2幕のジゼルの墓、ジゼルが男の正体を知って裏切りに身もだえる第1幕後半、ジゼルが自らの命を絶ち人々が悲しむ第1幕のエンディングという順だ。音楽のイメージと試合の流れを調和させることに力を入れた。名シーンとして知られるジゼルの幻想的な踊りよりも、キム・ヨナのカリスマ性が際立っている。


[2011年4月26日06時02分 朝鮮日報]

■バレエ界"キム・ヨナ'ジゼル'の解釈勝る"

"バレエの国ロシアで観客の声援は大きいだろう"

'フィギュア女王'キム・ヨナが、2011国際スケート連盟(ISU)世界選手権を控え、25日モスクワ（ロシア）で行われた初の公式訓練で披露した'ジゼル'の演技について国内バレエ界の関心が高まっている。

キム・ヨナは25日、モスクワ（ロシア）で行われた初の公式訓練で'ジゼル'の主題曲に合わせてショートプログラムを初公開した。

芸術性の最大化に焦点を合わせたと自評した通り、キム・ヨナはこの日、19世紀フランスの作曲家アドルフ・アダンが作曲したバレエ曲'ジゼル'の音楽に合わせて情熱的な振付けと共に、ジャンプやスピンなど技術を適切に調和されたカリスマ性溢れる演技を繰り広げた。

このプログラムで使われている音楽は、全2幕で構成されたバレエ劇'ジゼル'第2幕の'ウィリー（精霊）'たちが登場する場面と、第1幕の後半で主人公ジゼルが愛する恋人に裏切られ錯乱状態になる場面の背景音楽である。

フィギュアスケートのプログラムとバレエの演技とでは動作や構成などが大きく異なるだけに、キム・ヨナが今回のプログラムにバレエの動作を直接的に取り入れず、ショートプログラムの序盤に雰囲気が徐々に高まる音楽をかけて、後半に情熱的な感情が爆発する感じの音楽を適切に編集し使ったことは素晴らしい選択だったとバレエ界の人々は評した。

ユニバーサルバレエ団ムン・フンスク団長は26日、"'ジゼル'の音楽の中の印象や感情を現代的に再解釈し、フィギュアに合うようによく表現されている"とし"本番の完成された演技を見ると解ることだが、感情表現も見事だ"と語った。

キム・ヨナの演技が素晴らしいだけに、今大会が開かれる場所がモスクワ（ロシア）というのは、キム・ヨナの'ジゼル'の演技に肯定的な影響を及ぼすだろうという見方を示した。モスクワには世界的なバレエ団の'ボリショイ・バレエ団'があり、モスクワ市民らはバレエを愛していることで有名である。

ムン団長は"ロシアが'バレエの国'といえるほど余りにも国民がバレエが好きなので、モスクワのフィギュアファンたちがすごく喜ぶと期待している"とし"'ロマンバレエ'で有名な'ジゼル'を演技したという点で、より多くの点数を得られるだろう"と見通した。

キム・ヨナは29日の夜(韓国時間)、2011国際スケート連盟(ISU)フィギュアスケート世界選手権が開かれるモスクワ メガスポーツアリーナ競技場で女子シングル ショートプログラムを演技する。


［2011年4月26日12時03分 NAVEニュース]

■金姸児が初の公開練習、高難度ジャンプと演技を完璧に披露

「フィギュア女王」金姸児（キム・ヨナ、２１＝高麗大）が２５日、ロシア・モスクワで開幕した世界フィギュア選手権大会で初めて公開練習を行った。１３ヵ月ぶりに披露する新プログラムに対して、ファンたちは二つの不安感を持っている。新しく変わったルールの不利に働く可能性と競技感覚の問題だ。

「浅田ルール」の悪条件に打ち勝つ秘策は

国際スケート連盟（ＩＳＵ）は、今シーズンを控えてフィギュアルールを変えた。ポイントは、技術要素の変化とジャンプの中間点制度の導入だ。女子シングルのショートプログラム（ＳＰ、２９日）は、構成要素を従来の８要素（ジャンプ３種類、スピン３種類、ステップ１種類、スパイラル１種類）から、スパイラルが除外されて７要素に減らした。また、ダブルアクセル（２回転半ジャンプ）を「ダブルアクセルもしくはトリプルアクセル（３回転半）」に変えた。フリースケート（３０日）では、３回まで認められていたダブルアクセルを２回に減らした。

ダブルアクセルが、ダブルアクセルもしくはトリプルアクセルに変わったのは、日本の浅田真央のためのルールという見方がある。現役選手の中で競技でトリプルアクセルが跳べる選手は浅田一人で、中間点まで導入されたからだ。

これまでは、ジャンプに４分の１以上の回転不足ならダウングレード（１回転減点）となった。しかし中間点の導入で、４分の１から２分の１以下の回転が足りないジャンプには基本点数の約７０％に当たる点数が与えられる。連盟は、選手たちにより回転数を増やしてジャンプするよう促進する効果があると説明した。

▲2010バンクーバー五輪フィギュア女子シングルフリー‘銀メダリスト’浅田真央の３A＋２Tコンビネーションジャンプ（スロー動画）

しかし、浅田がトリプルアクセルを跳んで回転数が不足しても、中間点（６．０点）を受けてダブルアクセル（３．３点）を完璧に跳べた選手より高い点数を受けることになる。減点と加算点がそれぞれ付くだろうが、中間点を勘案すればトリプルアクセルがダブルより多い点数を受ける可能性が高い。このため、「完璧でないジャンプと完璧なジャンプとの点差が縮まった」という批判の声も聞かれる。

また、それぞれのジャンプの基礎点も変わった。トリプルジャンプ（３回転ジャンプ）でサルコーとフリップの基礎点が下がった半面、アクセルは上がった。このルールも浅田に有利に働く。

一方で「教科書ジャンプ」と評されている金姸児には不利なルールだ。

競技感覚は？、絶頂の技術と演技力

金姸児はＳＰ「ジゼル」の音楽に合わせて競技感覚を調整している。現地で見守った大韓氷上競技連盟の関係者は、「最高のコンディションだ」と評価した。一部では、競技感覚が低下しているのではと憂慮されたが、同日公開された金姸児のジャンプや演技、技術は、全ての面で憂慮を杞憂に終わらせるに十分だった。

金姸児は、トリプルルッツとトリプルトーループのコンビネーションジャンプをはじめ高難度ジャンプを完璧にこなした。ステップなど他の技術要素はもちろん、表情演技も一段と洗練された。

金姸児は、「氷質が違って最初は緊張したけど、練習を続けてるうちにジャンプとスピン、ステップなどすべてが安定してきた」と話した。金姸児の演技を見守った外国メディアは好評を連発した。米国ＮＢＣスポーツチャンネル「ユニバーサルスポーツ」は、「コンビネーションジャンプをはじめ全てのジャンプが完璧だった。全部がやり易く見えた」と絶賛した。


[2011年4月26日07時59分 東亜日報]

■キム・ヨナのオフ日２４時間に密着

毎日、練習を繰り返し、休む間もなく突っ走ってきた。 こういう時は一日ほど休養を取るのも戦略だ。

大会が開催されるロシア・モスクワのアイスパレスメガスポーツのメーンリンクで一度でも多くの練習をするため２３日（以下、日本時間）に現地入りしたキム・ヨナだが、２５日は氷上練習を休んで一息ついた。 練習はしなかったが、ゆっくりと一日を過ごしたわけではない。 大会を４日後に控えて休養を選択したものの、後輩の応援やコンディション調整など自ら細かな日程を消化した。

◇午前８時

普段の起床時間は午前７時３０分ごろ。 しかし２４日の午後の練習を現地時間で夜１０時に行ったため、朝起きる時間がやや遅れた。 選手団ホテルにいるキム・ヨナは洗顔した後、ホテルのビュッフェレストランで朝食を取った。 朝は野菜などで簡単に食事を済ませる。 その後、休んだり簡単なストレッチングをする。

◇午後１２時

昼食を取る。 朝食と夕食を簡単に済ませるため、昼食は多めに取る。 ロシア現地に到着した後、昼食はホテル付近の韓国料理店で食べている。 コンディションを維持するため、普段から家庭で食べているものを注文する。 肉を食べたり、いくつかのおかずに一杯のご飯を食べる。 到着初日はキム・ミンソク、クァク・ミンジョンらと一緒に食事をしたが、その後は予選がある２人の後輩とスケジュールが合わず、マネジャーや物理治療師と一緒に昼食を取っている。

◇午後４時

２５日にはアイスパレスメガスポーツで高校の後輩キム・ミンソクの男子シングル予選が行われた。今年から国際スケート競技連盟（ＩＳＵ）は予選を導入、１８人は本大会に直行し、予選出場者２４人のうち１２人に本大会行きチケットが与えられる。 キム・ミンソクを応援するために早くからスケート場観客席に現れたキム・ヨナは、キム・ミンソクが転倒すると心配そうな表情をするなど、後輩の演技に深い関心を表した。

◇午後６時

シリアルで簡単に夕食を終える。 氷上での練習を休んでも、地上での練習は休めない。 キム・ヨナは午後８時から１時間ほどストレッチなどの練習を消化した。 大会が目の前に迫っているため激しい練習はしない。 各部位別に必要なところを刺激する程度だ。 練習が終われば１時間ほどマッサージを受ける。 これまで世界選手権大会など大きな大会を控えてけがに苦しんできたキム・ヨナは、同じ痛みを繰り返さないためにけがの予防に力を注いでいる。

◇夜１２時

１０時ごろ一日の日課を終えた後、キム・ヨナは２時間ほど休む。 １２時ごろ就寝し、７－８時間は睡眠を取ることにしている。 モスクワに到着して２日目だが、時差の適応に苦しんでいる様子はない。 キム・ヨナのマネジャーのチェ・ヒェジン氏は「むしろ周囲の人たちが時差に適応できないことが多い。 キム・ヨナは時差に苦しむことがほとんどない」とし「キム・ヨナは３月の日本世界選手権大会を控えて少し緊張していたが、東日本大地震のため大会が延期され、１カ月ほど追加で練習をしながら平常心を取り戻した。 いまは特に緊張していないようだ」と伝えた。


[2011年04月26日15時44分 中央日報]

■フィギュア金妍児の振り付け師、応援メッセージ公開

フィギュアスケート女子の金妍児（キム・ヨナ）がモスクワで開催中の世界選手権大会で初披露するショートプログラム（ＳＰ）の振り付けを担当したデビッド・ウィルソン氏が、同選手に応援のメッセージを送った。

インターネットを通じて金妍児の練習を見たというウィルソン氏は「準備が整っており、自信に満ちている。非常にファンタスティックな演技だった」と話し、約１年ぶりの実戦復帰に期待を示した。

ウィルソン氏はソウルで５月に開かれるアイスショーを前に、金妍児の歴代プログラムをモチーブにした振り付けを実演しながら説明する映像をアイスショーの公式ホームページで公開した。同氏は振り付けをゆっくりと一つずつ披露し、「アイスショーで観客とともに楽しみたい」とコメントした。


[2011年04月26日21時20分 聯合ニュース]

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