何気に座ったテーブルの前に、金子みすずさんの詩集が立ててありました。
これまた何気に手にとって、パラパラめくっていました。
そして何気に目にとまったのが、「海とかもめ」 という詩。
海は青いとおもってた、
かもめは白いと思ってた。
だのに、今見る、この海も、
かもめのはねも、ねずみ色。
みな知ってるとおもってた、
だけどもそれはうそでした。
金子みすず "海とかもめ" より抜粋
とても大切なことが書いてありました。
菖蒲と言えば連想するあのブルー。
でも、光を浴びて輝く白色に敵わないこともあります。
とても、とても大切なことです。