枡野 俊明著「禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本
」本屋さんでパラパラめくっていたら、こんなフレーズが目に留まりました。
「思い入れがあるもの、愛着の持てるものがあると、人生が豊かになります。」
「道元禅師は、「他己」という言葉を使っていますが、他(物)と己(自分)が一体と思えるようになるのです。物というのは、ただあるのではなく、人生に寄り添ってあるのだ、という言い方をしてもいいでしょう。」
そうそう、と思わず頷いてしまいました。^^
私が自分の気に入ったものにこだわるのも、おそらくこれが理由です。
物の値段は関係ありません。
"ピンとくる"、"しっくりくる" 感覚が大切です。
"ピン" とこないと、好きにはならないでしょうし、"しっくり" こないと、長く寄り添うことはないでしょう。
アクセサリーもそうだと思うんですよね。相性があります。
「これをつけてると心強い」とか、「今日はリラックスしたいからこれをつけよう」とか。
こういう感覚には正解や間違いはないし、わざわざ人に聞いてもらう必要もないものです。
自分と自分のまわりにある物との "交信" みたいなものです。
自分の感覚を信じて、それに素直に反応するだけです。
それだけで毎日を少しでも心地よく過ごすことができるのであれば、すごく幸せなことだと思います。
・・・単純かもしれませんが、そう思います。^^