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麻酔をかけられる瞬間
『戻ってこれないんじゃないか』と。


もしかして、遠い昔の記憶の断片なのかもしれません。



わたしは何度も戻れました。
局部でも、全身でも。

その度に
ごめんなさい そして ありがとうをこの順番で語りかけるのです。

自分の力を信じきれない心の弱さと力を発揮してくれる強い身体に。








そして



大丈夫
必ず良くなるんだから


身体は静かに囁いてくれるのです。