家守綺譚家の本棚にあった本なのです。わたしがこうなりたいと思う世界が描かれていて、本当に出会えたことに感謝しました。梨木香歩さんの『家守綺譚』(いえもりきたん)亡くなった親友の実家の家守を頼まれた作家の主人公と、家にまつわる草花や鳥、犬や河童、または亡き親友との交流がたんたんと描かれていて、有り得ないだろうが、有り得るかもしれないという錯覚に陥ってしまうくらい面白い世界です。わたしはこういった世界に住みたいなぁもう住んでいるに近いかもしれないのですが。