
あれは、何年前だろう
『読心術を学ぶといいよ』と言われたことがある。
よくわからなかったけど、自分なりに人の心を読んでみたくて、とにもかくにも色々やってみたのを覚えている。
ある程度、読めるようになった時。
煩わしくなって、読まなくなった。
極端なんだ、わたしは。
でも、いつしか読みたくなくても、なんとなくわかるようになってしまった。
殊にネガティブな感情を。
わかってしまうほど、辛くなることも多い
でも、今は
わかるだけでいいのかな、と思うのだ。
それから先、わたしが何とかするわけではないのだから。
多分煩わしくなったのは、わたしの責任感がそうさせてしまったんだろう。
過剰な感情は、わたしにとっても相手にとっても『余計なお世話』に過ぎない。
言葉の裏には、いつも真実が隠されている。
『読心術を学ぶといい』と言ってくれた言葉の裏
を知ること
これが先決だった、と今更ながら思うのだ。
あの方は、それを伝えたかったんだよ、きっと。