読了してから
少し時間がたってしまったのですが
本『わたしの体に呪いをかけるな』の感想
おもしろかった!
ルッキズムに関することが多いのかと
思っていたのですが、
コメディの世界やインターネット上での
女性蔑視に対する
著者の闘いについてもけっこう書かれており、
彼女の長きにわたる闘いと
見事な勝利には心打たれました。
「ある意味でフェミニズムとは、愛するものに自分が嫌われていることを、じっくりと時間をかけて悟っていくようなものだ」
このフレーズ、印象的でした。
「もしも、愛するこのコミュニティ(・・・)の一部になりたいなら、にっこり笑いながら、わたし自身を崩壊させるものに加わらなければならないのだと悟った」
とも。
大好きだったラジオ番組や
著者自身も属していたコメディの世界など。
女性を貶めることで笑いを取る世界に
著者は立ち向かいます。
『ただのジョークだよ』と、
ジョークを理解しないこちら側が
あたかも悪いかのような気持ちにさせる
常套手段はもう通用しない。
私も
前は面白いと思っていたけど
今は全然好きじゃないもの
たくさんできました。
表面上はにっこりしていたり
一緒にげらげら笑っていたけど
でも確実に自分をすり減らしていたもの。
早く気づいてサヨナラするのが
身のためですね。
課金なんてもってのほかだ✊
終始中指立ててるような
ぶった切って
蹴っ飛ばしてくような
でもユーモアもある文体がまた魅力的。
翻訳者の方もすごいなぁ!