『フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠』
読了です
砂糖・脂肪・塩の三部の構成で
加工食品には
大量にこれらが使われていることや
おいしい加工食品を作るには
これらを大量に使うことが
不可欠であることなどが書かれていました。
また、問題意識を持った内部の人が
それを改善しようとしても
売上減などの問題が立ちはだかり
結局はなかなか改善にいたらない
ということも。
分厚い本でアメリカの事例を
たくさん使って書かれており
ところどころ流し読みでの読了です。
美容や服飾について
消費をうながす世界とは
少し距離を取ることにしたと
先日書いたのですが
加工食品についても似ているな、と。
計算されつくされた”至福ポイント”や
巧みなマーケティング戦術で
刺激され続ける欲求。
たしかに
ジャンクフードや甘いものって
一度食べ始めると止まらなかったり
またすぐに食べたくなります。
あと
加工食品と社会階級の関係については
考えさせられる点です。
著者が話を聞いた重役の多くは
自らが手掛けた商品を
避ける食生活を心がけていたとのこと😱
加工食品よりも生鮮食品の方が高価だったり
時間にも余裕がない場合は
加工食品を利用せざるをえなくなります。
また、
女性の社会進出がすすんだことにより
家庭での料理機会が減ったと
何度か書かれています。
確かにそうではあるのでしょうが、
しかしそれだけでは
逆に女性の社会進出の阻害要因になったり
女性に罪悪感を
植え付けることになりかねないので
根本にある性別役割分業についても
考えていく必要があると思いました。
ひょっとして
加工食品産業にとっては
性別役割分業が解消されないのは
大きなメリットなのでは?!
なーんて
ちょっと陰謀論みたいでしたかね、、。
とはいえ
働く女性の子供への罪悪感を少なくするような
マーケティングなどについても
同様に性別役割分業などのジェンダー問題が
繋がっていると感じました。
最近自宅では
ゆるめに添加物をさける生活
を続けていこうと思っているのですが、
そのために普段の食卓は
具だくさんサラダ+お米 など
基本は2皿のみとすることにしました。
自分のキャパに応じて
継続できることをやり
それ以上はがんばらないことが
持続可能な健康生活に
繋がるんだろうなと思いました。
わが家の食卓は
皿数がどんどん減っています笑