次回の読書会の課題本

『生きるためのフェミニズム

パンとバラと反資本主義』読了。

 

 

今回は自分のメモ的に

思ったこと、感じたことをまとめてますニコニコ

 

 

 

 

 

資本主義のメカニズムを

維持するためには

 

◎再生産労働(家事労働)を女性に押し付けること

◎労働力維持のために女性に子供を産ませる

 

が必要なわけですが、

それがよく分かる

政府の政策などが

分かりやすく書かれていたと思います。

 

 

”女性が輝く社会”とかってよく言いますけど、

著者がわざわざ

輝く:shineは

「死ね」ではなく「シャイン」です

と注意書きしていたところは

すごい笑いました。

 

前者の意味としか

とらえられないような

ことばかりですからね・・・

 

 

 

一連の女性「活躍」政策において注意すべきは、そこには性別役割分業解消のための施策はほとんどなく、男女平等は端から目指されていないということである。要するにこれは・・・

 

本当、そうですね。

 

経済に貢献することと

子供を産み育て、家族のケアを

引き続きしながら労働をすること

をいかにスムーズにさせるかばかりに

焦点があてられています。

 

 

 

こちらでも書きましたが、

資本主義をけん引している層は

あくまでも「女性が」

仕事と生活を両立すべき

と考えているようです。

 

 

 

 

 

無職になって2年ちょっとが経ちました。

 

それまでは

資本主義の超ド真ん中で働き

”リーン・イン”でした。

 

 

最近、仕事復帰について

考えたりするのですが、

こういうことを考えていると

もう少し時間がかかりそうです。

 

 

 

労働力としても機能せず

子供を産み育てているわけでもなく

家事労働も

ほとんどストライキしている私は、

ここで言うところの魔女であって

レジスタンスでもあるのかもしれないと

最近ちょっと思ってました。

 

 

しかしそれができるのは特権でも。

 

 

こういうことを考えつつ、

当面は今の抵抗活動を

続けることになりそうです。

(怠けているだけとも言うw)

 

 

 

 

 

 

あと、気になっていた

ジェントリフィケーションについても

色々書かれていて興味深かったです。

 

少し前に知って以来、

渋谷のミヤシタパークの前を通ると

複雑な気持ちになるようになりました。

 

また、

著者のフィールドワークからの

ホームレスについても

たくさん書かれていました。

 

 

 

しかしこのテーマについては、

頭では理解しつつも

自分が矛盾を抱えていることにも気づきました。

 

 

クリーンで洗練されていて

いい匂いのする空間は心地いいな

と思ってしまうも事実で、

なので他の方がどう考えているのか

読書会で聞いてみたいです。

 

 

 

しかしこれらたくさんの

排除や線引きなどは

密接に女性差別と繋がっていて、

ジェントリフィケーションは

家父長的な暴力でもあるということが

本書から知ることができました。

 

なので、このテーマについても

自分をアップデートさせていかねばと

思いました。

 

 

”資本主義的秩序の

転覆をはかる魔女”としてイヒ