先日のお休みに久しぶりに京都まで行ってきました。
ここのところ仕事関係か少しの買い物以外
なかなか外に出なかったのですが
日中にプライベートでお出かけをするということも久しぶりで、
私の尊敬する大好きな女性と約1年ぶりにお会い出来るということもあり
朝から一日はりきって出て行きました。

今回は鈴虫寺まで行ってきたのですが、
もう有名なお寺なので皆さんご存知の方も多いと思われますが
ここには幸福地蔵菩薩様、いわゆるお地蔵さんがおられ
願い事をひとつ叶えてくださるといわれています。

珍しいのはこのお地蔵さんはわらじを履いていて
私たちの願いを叶えるためにお地蔵さんから歩いてきてくださると
いわれているところです。
平日でも全国からたくさんの方がお参りされて
長蛇の列ができるくらいです。

それだけではなく他にも参拝するたびにいいなぁと思うのは、
まず最初に室内に通されるのですが、
室内前方にはたくさんの鈴虫がいるゲージが並んでいて
用意されたお茶とお茶菓子を頂きながら
お説法を聴かせていただきます。

そこから少し庭園が続いているので、
そこを通って自然や景色を楽しんでから門へ戻って
お地蔵さんにご挨拶をするようになっています。

普段は参拝といってもお説法を聴く機会もあまりないでしょうし
ただお地蔵様に手を合わせて願うだけではなく、
日ごろ忘れかけているかもしれない
大切な心の部分のお話を聴かせていただけます。

その日は京都で気温が30℃を超える夏日で、
暑くて汗をたくさんかきながらも、
たくさんの鈴虫の奏でる音色と、
お茶をよばれながら聴くお話と、
時間は短くてもお寺を出るまでに見る景色と風情に癒されました。

ちなみにこのわらじを履いたお地蔵さんは、
これまで見てきた感じでは、
歩いてきてくださるというより、
体感では走ってきてくださっているのではないかと思うほどです。

たしかにスケールの大きなお願い事には
それなりに時間もかかると思いますが、
ちょっとして幸せをお願いしてみた際は早かった印象があり
今回もこの日ご一緒した方は、初めて訪れたのですが
まずは小さなことだけどお願いしてみたら、
翌日には結果が出ていて叶えてもらったと言われていましたにこ

こんなことを言って欲深いことはよくありませんが、
お説法の中でも言われているのは
あくまでも自分や周りの人の「幸福」を願うこと。
欲深かったり、よくないことや人の足を引っ張ること、
そんなこととは叶えてはくれません。

お願い事の内容と、その本人の心のあり方も
大いに関係するとは思います。
全国的にもめずらしく、貴重な体験ができるお寺ではありますので、
まだ参拝されたことがない方も機会があれば一度
訪れてみてもいいかもしれませんねにこ

参拝の後もランチをしたり、京都の町並みを楽しみ、
たくさんの美しいもの、可愛いものに触れて帰ってきました。

普段日常ではそんな機会も減ってきていて
忙しく心と体の疲れを皆が抱える中で、
ふっと息をぬいて、
自分の中にある影やどこか暗いもの、
またドロドロした世界に目を向けるのではなく
キラキラした綺麗なものに触れ感じ、
清らかなもので流し出す。

モノも人も自分自身身を置く環境も選ぶことができて
光っているもの、輝く人に囲まれて、欲ではない、
綺麗なものを見て「綺麗」だと感じる心の価値を磨くことの
大切さに改めて気づかされた一日でした。