少し前になりますが「志多ら」という
和太鼓・篠笛等のプロ奏者達の「蒼の大地」という公演を観に行きました。
今回のタイトルはこの公演のテーマの一つです。
私の参加する団体の中に、舞台衣裳を手掛けている方がおられ、
その関係で初めて志多らさんを知ったのですが、
戴いたリーフレットもすごく印象的で
一目で観てみたいと思いました。
舞台では地球上に存在する自然、生命あるもの全ての持つ力
そして自然と人々の共存が描かれています。
自然=水・風・岩・地・花・陽・雲・火・鳥・草・虫・空
それぞれ十二の鬼神が居て、
ストーリーを全て音のみの12曲で表現します。
原作は「鬼との十三の約束」という絵本なのですが
蒼の大地のイメージストーリーです。
むかしむかし大昔、広い宇宙のその中に空宙間(sorama)というところがありました。
そこには白い神様と、たくさんの鬼神が住んでいました。
あるとき、なんとも美しい水と緑の星が生まれたのです。
「なんてキレイな星だろう。そうだ、わたしと十二の鬼神で見守ってゆこう」
白い神様はそう言うと、十二の鬼神を選びました。
そして水の鬼紙の龍からうろこを一枚もらうと呪文を唱え
杖をうろこに振り下ろしました。
するとうろこは億万に砕け散り、龍の周りに集まりました。
「おまえたちは蒼き人となって、この美しい星に住んでおくれ。
われらとの約束を交わしたら星へと送りとどけよう」
水鬼神の化身である龍との約束は、「水を汚さないこと」
風鬼神との約束は「風の声をよく聞くこと」
岩鬼神との約束は「欲のためにほりださないこと」
地鬼神との約束は「地はだれのものでもないことを忘れないこと」
花鬼神との約束は「花に優劣をつけないこと」
照鬼神との約束は「太陽の陽への敬いを忘れないこと」
雲鬼神との約束は「雲のような柔軟な心を忘れないこと」
火鬼神との約束は「時にぬくもりとなり、時に燃えつくす火の加減を知ること」
鳥鬼神との約束は「分け与える心を忘れないこと」
草鬼神との約束は「じゃまなものは一つもないことを悟ること」
虫鬼神との約束は「虫の知らせを素直に受け取ること」
空鬼神との約束は「空の広さを感じること」
「それともう一つ。十三個目の約束です。
年に一度、星におひさまの助けの力が弱まる日が来ます。
そのときに私と十二の鬼神を呼びなさい。過ぎた一年の話をしましょう。
そして、新しい一年の話をしましょう。さあ、いってらっしゃい」
そうして億万のかけらは「蒼き人」となって星に向かいました。
しかし、いつからのことでしょうか。
蒼き人の中から約束を守らなくていいと思う人が出てきました。
自分だけの土地を、自分だけの収穫を欲しがるようになってしまったのです。
いつしか鬼神様を呼ぶことも、見ることもできなくなってしまったのです…
(一部抜粋)
志多らさんの情報サイトはコチラです
http://shidara.cocolog-nifty.com/aonodaichi/2012/07/post-23bb.html
舞台では様々な種類の太鼓が出てきます。
四部構成でセリフもない中、
力強く、時には鈴のように可愛らしい音色で、
演奏している背景に実際に火が燃えているように、
鳥が集まったり、青空が広がっているかのようでした。
私には、まさに魂に響く舞台でした。
慌しい中にも、たまにはホールへ行き、
五感で感じ、音楽に包まれることもいいなと実感しました。
和太鼓・篠笛等のプロ奏者達の「蒼の大地」という公演を観に行きました。
今回のタイトルはこの公演のテーマの一つです。
私の参加する団体の中に、舞台衣裳を手掛けている方がおられ、
その関係で初めて志多らさんを知ったのですが、
戴いたリーフレットもすごく印象的で
一目で観てみたいと思いました。
舞台では地球上に存在する自然、生命あるもの全ての持つ力
そして自然と人々の共存が描かれています。
自然=水・風・岩・地・花・陽・雲・火・鳥・草・虫・空
それぞれ十二の鬼神が居て、
ストーリーを全て音のみの12曲で表現します。
原作は「鬼との十三の約束」という絵本なのですが
蒼の大地のイメージストーリーです。
むかしむかし大昔、広い宇宙のその中に空宙間(sorama)というところがありました。
そこには白い神様と、たくさんの鬼神が住んでいました。
あるとき、なんとも美しい水と緑の星が生まれたのです。
「なんてキレイな星だろう。そうだ、わたしと十二の鬼神で見守ってゆこう」
白い神様はそう言うと、十二の鬼神を選びました。
そして水の鬼紙の龍からうろこを一枚もらうと呪文を唱え
杖をうろこに振り下ろしました。
するとうろこは億万に砕け散り、龍の周りに集まりました。
「おまえたちは蒼き人となって、この美しい星に住んでおくれ。
われらとの約束を交わしたら星へと送りとどけよう」
水鬼神の化身である龍との約束は、「水を汚さないこと」
風鬼神との約束は「風の声をよく聞くこと」
岩鬼神との約束は「欲のためにほりださないこと」
地鬼神との約束は「地はだれのものでもないことを忘れないこと」
花鬼神との約束は「花に優劣をつけないこと」
照鬼神との約束は「太陽の陽への敬いを忘れないこと」
雲鬼神との約束は「雲のような柔軟な心を忘れないこと」
火鬼神との約束は「時にぬくもりとなり、時に燃えつくす火の加減を知ること」
鳥鬼神との約束は「分け与える心を忘れないこと」
草鬼神との約束は「じゃまなものは一つもないことを悟ること」
虫鬼神との約束は「虫の知らせを素直に受け取ること」
空鬼神との約束は「空の広さを感じること」
「それともう一つ。十三個目の約束です。
年に一度、星におひさまの助けの力が弱まる日が来ます。
そのときに私と十二の鬼神を呼びなさい。過ぎた一年の話をしましょう。
そして、新しい一年の話をしましょう。さあ、いってらっしゃい」
そうして億万のかけらは「蒼き人」となって星に向かいました。
しかし、いつからのことでしょうか。
蒼き人の中から約束を守らなくていいと思う人が出てきました。
自分だけの土地を、自分だけの収穫を欲しがるようになってしまったのです。
いつしか鬼神様を呼ぶことも、見ることもできなくなってしまったのです…
(一部抜粋)
志多らさんの情報サイトはコチラです

http://shidara.cocolog-nifty.com/aonodaichi/2012/07/post-23bb.html
舞台では様々な種類の太鼓が出てきます。
四部構成でセリフもない中、
力強く、時には鈴のように可愛らしい音色で、
演奏している背景に実際に火が燃えているように、
鳥が集まったり、青空が広がっているかのようでした。
私には、まさに魂に響く舞台でした。
慌しい中にも、たまにはホールへ行き、
五感で感じ、音楽に包まれることもいいなと実感しました。