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衝撃の出会いから5日目。

 

その日は別な場所で私は仕事をしていました。

業務の事で、レイ君に連絡をしないとならず

電話をかけました。

 

話の流れで、夜社外で会うことになりました。

 

レイ君は他にも予定があったようですが

私との時間を優先してくれました。

それだけ緊急性を感じたのでしょう・・・

 

その日は「雨」でした。

私は、駅から出ないでも行かれる場所を

待ち合わせの場所に選びました。

 

でも、時間になっても会わられません。

「どうしたんだろう・・・?」

不安がよぎりました。

そこにレイ君からの電話。

道に迷い、結果雨の中外を歩いていると。

 

現れたレイ君はびしょびしょでした。

 

でもそのままで良いというので、

予約をしていたお店へ行きました。

高層階の見晴らしの良いお店です。

 

レイ君は一言

「高い所苦手なんだよね・・・」と

 

普段なら、見晴らしの良い窓側の席に

座るのですが、その日は窓側がすでに

うまっていて、窓から少し離れた席に

案内されました。

 

都会のビル群が少し見えるくらいの

程よい席でした。

 

食事をしながら、初めてプライベートな

会話をしました。

 

家族の話や、友人や、今までの話。

 

私たちは互いに既婚者で2人の子供が

いること、人生で最初に訪れた外国が

同じだったりと、好きな食べ物や

嫌いな食べ物が同じだったり

沢山の共通点があると知りとても

嬉しくなりました。

 

気が付けば5時間以上も話をしていて

二人で

「初回からあり得ない長時間になったね。

でも久しぶりにとても楽しかった」

と共に心地よい時間で時間を感じなかった

事に驚きながらも店を後にしました。

 

駅での別れ際、突然、

思わず抱き着きたくなる感じ、

あの身体が吸い寄せられる感覚が

再び私を襲いました。

「ダメダメ、そんな関係じゃないでしょ」

私の理性がブレーキをかけます。

 

レイ君も何かを察知したのか

手を出しながら

「今日はどうもありがとう。楽しい時間だった」

と手を出してきました。

「こちらこそ、ありがとう。」

そう言いながら、握手をして別れました。

 

 

それはとても心地よい不思議な感覚でした。

なぜこんな感覚になるのか?

その感覚が何なのか?

その正体に私はまだ

気が付いていませんでした。

 

ただ、過去の経験ではない感覚を

感じていた事

レイ君との関わりも、

不思議な偶然の連続で

成り立っているそんな気がしていました。

 

 

 

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