内膜症/原因不明不妊
原因不明不妊/機能性不妊
これといった不妊原因がはっきりしない不妊のこと。
機能性不妊→基本的な不妊検査をしても、原因が不明(不妊全体の30 %)
原因不明不妊→腹腔鏡検査をおこなっても原因が不明(不妊全体の10%以下)
原因不明不妊の原因
●精子・卵子の質→受精や発育する能力の有無
●黄体化未破裂卵胞→黄体化した卵胞は排卵できているか
●卵管采のピックアップ障害→排卵された卵子を卵管がキャッチすることができているか
●卵管内精子移動阻害→十分な精子が卵子のところまで辿りつけているか
●受精→卵子と出会った精子はその後受精できるか
●受精卵の発育→受精卵は発育できるか
●卵管内受精卵移送阻害→受精卵を卵管は子宮まで運ぶことができるか
●着床障害→子宮に辿りついた受精卵は着床できるか(子宮内膜、ホルモン、免疫系の異常)
体外受精までステップがすすめば、受精で失敗したとか着床で失敗したとかが分かりますが、このような原因の可能性が予測されても一般不妊治療の範囲内検査でははっきりさせることができないので原因不明不妊と呼ばれています。
治療ステップ
★自然排卵(タイミング法)・・・排卵の時期を予想して性交タイミングを指導してもらう方法
検査・・・排卵の時期を予想
・エコー→卵胞、頸管粘液観察
・尿中LH
薬剤
・hCG・・・黄体を刺激、排卵のタイミングを合わせる
・ジドロゲステロン(デュファストン®)・・・黄体ホルモンを補う
★排卵誘発法
(内服)→クロミフェン/抗エストロゲン療法
(注射)hMG・hCG/ゴナドトロピン療法
・クロミフェン(クロミッド®)+hCG
・クロミフェン+hMG+hCG
・hMG+hCG
★人工授精
★体外受精
★顕微受精
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