光があれば闇がありますね。
その光が強ければ強いほど
闇も深いのかもしれません。
ギャンブル依存症。
治らないんだなぁ
簡単には。
もし
このブログを読んでいて
パートナーの方が
ギャンブルにハマっているとか
ギャンブルをしている事実を把握していなくても
お金遣いが荒いと感じている方ががいたら
すぐに別れてほしいと思います。
たとえ
借金が少額でも
この金額だったら
あなたがカバーできると思って
カバーしても
それは本人のためにはなりません。
ギャンブル依存症は
簡単には治らない。
なので
どうぞ肩代わりなんてしないでください。
そして
パートナーがこんなふうになったのは
自分がいたらなかったからだなんて
思わないでくださいね。
というのも
私も元夫もギャンブルが好きでした。
家族に黙ってギャンブルをしていました。
私が知ったのは
元夫が借金が大きく膨れ上がって
自分ではどうすることもできなくて
それで私の両親に「何とかしてほしい」
と助けを求めてきたからなんですね。
まさしく晴天の霹靂。
今はその時の感情はすっかり忘れてしまったのですが
驚きと怒りと
そして恐怖が襲ってきたんじゃないかな。
あまりに金額が大きかったし
銀行員の父の影響で
借金をするということに対して
恐怖心と拒否反応がありました。
もちろん
不動産に対するローンは当たり前に受け入れていましたが
自分の身の丈にあっていない借金は
絶対にしてはいけないと感じていました。
元夫の両親は商売をしていて
夫が借金をした額を払える状態ではなく
まだ子どもが小さかったこともあり
私の両親は
「もう一人大学に行かせたと思えば・・」
と全て返済してくれました。
これが間違いだった。
結局
元夫はギャンブルを止めることはできず
今まで以上に秘密主義になって
また借金をしてしまったんです。
で
このままでは自分達の生活が大変なことになる。
そして
立ち直るチャンスをもらったのに
多くの人を裏切って
ギャンブルを続けた彼を許すことができず
離婚を決めたんです。
最初の借金返済の時から
私の中には彼に対する疑いは燻っていて
「二度と同じことを繰り返すわけはない」という自分と
「もしかしたら、まだギャンブルをしているのかもしれない」という自分が
常にせめぎ合っていました。
この期間が一番辛かったですね。
いつまでこの感情に悩まされればいいのかと。
まぁ
そこは良しとして。
結局
元夫は別れた後もギャンブルを続けて
自己破産しました。
そのせいで
養育費も支払わないという
まぁ
養育費をちゃんと払うということの方が
珍しいらしいですね。
なので
御多分に洩れずということなのでしょうか。
そんな彼に対して
数年前までは
ネガティブな感情しかなかったのですが
今は二人の子どもを私に与えてくれたこと
そして
なかなか経験できないことを
私にさせてくれたことに感謝しています。
私の宿命通り
安定しない人生を彩ってくれた（笑）一人ですから。
私は専門家ではないので
ギャンブル依存症がどういったものかを
詳しく説明することはできません。
ただ
ギャンブル依存症に悩まされた経験者として言えることは
だいたいこういうことをする人って
普段はとてもいい人です。
ギャンブルをしなかったら
とてもいい人。
彼も人当たりはとても良いです。
優しいですしね。
（ただ、借金で悩んでいたのか
イライラして子どもたちにあたるようになりました。
特に長男に）
だから
なかなか別れるのに踏ん切りがつかない。
今度は立ち直ってくれるんじゃないか。
人は自分の都合の良い方に考えがちです。
一度こんなに大変なことを起こしたんだから
もう、二度とやらないに違いない。
そうやって
不安を打ち消そうとします。
私はそうでした。
別れる踏ん切りが
なかなつかなかった。
もしかしたら
なかなか踏ん切りがつかなかったから
いい加減にしろっていうことで
二度目の借金事件が明るみにでたのかもしれませんね。
神様の采配だったのかも。
離婚というのは
とてもエネルギーが必要です。
「はー、別れてさっぱりした！」
そんなふうにはなかなか思えません。
相手に対してのネガティブな感情と
自分に対しても責めの感情が
少なからず湧いてきます。
手続きも面倒だし。
公正証書つくったり、裁判所に行って新たに戸籍を作ったり
離婚しなければ知らなくていいことばかり。
でも
日々の心の不安はなくなりました。
人を疑うっていう感情は
本当に疲れるし、辛い。
誰かを疑う自分も嫌い。
離婚して本当に良かったと思っています。
誰かが言ってました。
「結婚で後悔することはあっても
離婚で後悔することはない」
って。
本当にその通りだと思う。
離婚の時には専業主婦で
年齢も三十代後半で
仕事が見つかるかどうかも不安だったけれど
それでも
毎日悩んでいることに比べたら
その不安は前向きな不安です。
なので
悩んでいる人がいらっしゃったら
ぜひ別れてほしいなと思っています。
短絡的かもしれないけれど
私はそう思っています。
なんかギャンブル依存症っていう言葉を目にしたら
いてもたってもいられなくなっちゃって
今日は過去の話をさせてもらいました。
ということで
今日はこのへんで・・・。