あまり異業種交流会なるものには参加しない私ですが
(何故なら とっても人見知りなもので)
2か月or3か月に一度 異業種というか
実際だったらお友達になれないような方達と
飲み会をしています。


職業も年齢も肩書もみなさんバラバラ。
住んでいる場所ももちろんバラバラ。
なのに とっても楽しい飲み会になるという
不思議な会です。


さて
去年の事ですが
その会で「次の時は みんなで浴衣を着よう!」
と盛り上がりました。
次の開催は丁度夏真っ盛りだったんです。


ちなみに それまで私は浴衣なるものは
子どもの頃にしか着た記憶がないくらい
まぁ 着物全般縁のなかった女でした。
情緒がない・・とも言いますね。


なので
「そうしましょう!」とノリで言ったのはいいけれど
(えっ 持ってないし・・。練習しないと着れないし・・。ほんとに着るの?浴衣?)
腰 引けてますよね(笑)


でも
「そうしましょう!」と宣言したわけですから
(よし 浴衣 着るよ!)
と 決めるわけです。
そして 自分に指令を出すわけですよ。


浴衣を買う
浴衣を一人で着る
小物を揃える


さぁ やるぞっっていう具合です。
大袈裟ですけど
そんな感じです。


その日から 頭の中は『浴衣』でいっぱい。
それまでは 私の頭の中 心の中のどこにもそんな文字はなかったのに
『浴衣』のとりこです。
(まぁ 単純な私のなせる技ですね。・・なんたって 名前が単純の“純”ですからねぇ)


その後は参加メンバーと一緒に浴衣を買いにいったり
当日は何人かの着付けをしてあげたり
お店の前で艶やかに全員勢揃いで写真をとったり
浴衣満喫です。


さて
本題です。(あ~ここまで長かったですね)


あの時に
「浴衣を着よう」という言葉に
「私 持っていないから」とか「わざわざ着てくるなんて面倒くさい」とか
「着慣れないからいやだ」とか「浴衣着るのご遠慮いたします」という態度にでていたら
どうだったでしょう。


まぁ 浴衣を買ったり 小物を買ったりという散財もしなくていいし
慣れない草履で足の指に水膨れを作らなくてもいいし
着くずれを気にせず楽しめたのかもしれませんね。


でも
自分の中で『浴衣』という引き出しは増やせずにいたし
(着物って楽しいじゃない!)という感情も持つことはできなかった訳です。



人は自分の枠の範囲外の事をやろうとするとき
躊躇したり 面倒くさいと考えたり 出来ればいつものままでいたいと考えます。
人は変化を嫌うものです。


だから
どんなに自分から枠の外に出ようとしたって限界がある。
自分が許せる範囲 自分が大変だと思わない範囲でしか
なかなか枠を越せない。


自分が「枠を超えて頑張った!」と思っても
それほど冒険していなかったりします。


それが
人からの提案に素直にのってみるか?
それとも
できないことを並べて 足踏みをするか?
ここが引き出しを増やすか否か 枠を超えるか超えないかのわ・か・れ・め。


「よっしゃ やってみようじゃない!」
この気持ち 大切です。

人生に彩りを加えると
毎日に張りがでます。
ムフフ・・とかウフフ・・っていうワクワクした気持ちは
いくつになっても持っていたいですよね。