領土問題 ロシアで世論が硬化
最近実施された世論調査の結果、露日の領土問題についてロシア世論が硬化している傾向にあることが明らかになった。全ロシア世論調査センターが24日発表した。
調査は不調に終わった露日首脳会談(伊ラクイラ)後の今月18日~19日にかけて、全国42の市町村で1600人を対象に行われた。また以前行われた同様の調査との比較結果も発表された。
それによれば、「ロシアにとって日本はどう
いう国か?」という質問に対し、05年と比較して「貿易経済上のパートナー」(50%→40%)、「友好国」(10%→9%)を選ぶ人が減る一方、「政治
経済上の競争相手」(12%→20%)、「敵国」(6%→10%)と回答した人が増えた。「戦略的に重要なパートナー」を選んだ人は6%から8%に増加し
た。
また南クリル(北方四島)の問題では、譲渡に賛成した人が4%であったのに対し、反対と答えた人が89%に上った。02年の調査では賛成、反対がそれぞれ7%と86%だった。
さらに問題解決の形としては「譲渡拒否・交渉終了」が79%(05年は73%)、「四島譲渡」が3%(同2%)、「2島ずつ折半」が3%(同5%)、「共同管理」が9%(同10%)だった。中庸的な回答が減少している。
四島のロシアにとっての価値としては「安全
を保障する軍事拠点だから」の43%(同41%)、「海洋・地下・森林資源が豊富だから」の50%(同49%)と並んで「ロシア人が住んでいるから」とい
う意見が最も大きな伸びをみせた(36%→45%)。また「日本人によい条件で貸せる」という選択肢もあり、前回調査より選択した人が多かった
(5%→6%)。
「メドヴェージェフ大統領が南クリルを譲渡した場合、あなたの同氏への立場は変わるか?」という項目では、「悪くなる」が最も多く63%で、「変わらない」(23%)、「回答不能」(10%)、「良くなる」(4%)と続いた。
やはりエリツィン時代に解決しておかなければいけない問題だったな、これは。