七月七日 七夕🎋の日
無事に、当山お施餓鬼法要を終えました。
檀信徒の皆様に、足を運んでいただき、
御供養のお作法を檀信徒の皆様に、御先祖様に執り行ってもらえる、
このお施餓鬼法要は、私は、御先祖様方が、
目に観えない世界だからこそ、
目に観えないことを、感じる大切さ。
功徳の在り方は、
言葉で説明のつくものでは御座いません。
どの様に、生きるか
どの様な生き様で、後世に繋いでいくか。
日々
大切な行動です。
施しとは、
物質的なものだけではなく、
その方の、忖度のない、
出来る限りの行いだと感じます。
自分だけ良ければ、、、の精神では、私は、
美しくないなと感じます。
この、お施餓鬼法要には、
五色の幡が飾られて御座いますが、この五色の幡は、
五如来の事であって、五如来の導きにより、御先祖様は、
成仏を目指されているということになります。
特に、御供養を受けずに彷徨っている亡霊が、
五如来によって救われるということです。
五如来には、意味があり、
「過去宝勝如来」 悪欲を除き、自らの心を清め、他に対して思いやりの心をよみがえさせる。
「妙色身如来」 醜いいやらしい姿が変わって、円満な姿になっていくこと。
「甘露王如来」仏教の教えによって、無上の喜びを得ることが出来る。
「広博身如来」美味しい物を食べられるようになる。
「離怖畏如来」すべての恐れから逃れられて生きがいの道をみい出す。
この様な、五如来には、意味が御座います。
そこで、お施餓鬼こそ、
私たちの心を改めて観る
良い機会なのではないかなと、
私は、感じています。御先祖様に感謝をし、
御先祖様の御供養をし、
五如来により、
美しい姿で、仏になりませんか?と問われているのではないでしょうか。心から美しく在るという意識。
その仏こそ、ご自分の中にある、
仏=悟り
の部分。
この五如来の意味を知り、少しでもお盆の過ごし方、
考え方の参考になれば幸いです🙏
御先祖様というと、今の時代の方は、
あまりピンとこないと思いますので、
おじいちゃん、おばあちゃん、
ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんというと、
馴染みがあるかもしれません。
その又、上に上がるにつれ、
私たちの祖先の御先祖様になるわけですが、
その御先祖様方が2泊3日や、3泊4日で帰ってくるのが、
お盆になります。
どうか、皆様、お盆の先祖代々の御供養をこれまで通りに行われ、
自分の御先祖様を大切にする心は、忘れずに、
仏教の伝統行事を通して教えて、受け継いでいかれて下さい。
お寺での伝統行事に参加することが、いかに子供達の教育、しつけになるかということも、
今一度、お盆や、お施餓鬼に触れ、考えていってほしいなと思います。