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あなたを解決する
「フラワーマインドセラピー」のルーチェの数瀬光枝です。
地震の前日、通っているスポーツジムでの事でした。
プールでレッスンを受けていて、間もなく終わろうとしていた時。
隣のコースの先頭にいた男性から急に「ヴー、ヴー」うなり声が聞こえ
横を見たら苦しそうにしていて、次第にプールの水の中に沈みかけた。
慌ててコーチを呼び、男性をコーチとふたりの男性がプール脇に引き上げた。
コーチがその男性に声を掛けて、意識があるか確かめている時、誰かが「担架。担架」と言っているので、私ともうひとりの女性で反対側の壁に立て掛けてある担架を取りに走った。
男性の横に担架を置くと、「反対!!頭と足が反対!」と言われ、初めて担架に頭側と足側があると知りました。
コーチは監視のコーチに「フロントに連絡して!!」「利用者にプルーからあがってもらって!!」と指示。
私たちは担架に付いている紐で男性を固定。この時も「紐は腕の下を通して」と指示された。
皆で担架を持ち上げ、プールから外に運びたしたときにフロントから女性スタッフが一人走ってきて、首元に手を置いて呼吸を確認した。
色白の男性の顔が徐々に葡萄色に変化していく。
コーチから「皆さんありがとうございます。ここからはこちらで運びます」と言われたので、私たちはその場を引き上げ風呂場に向った。
後日、コーチよりお手伝いのお礼と男性は今入院治療中だと報告がありました。
風呂場に戻ってもドキドキが止まりません。こんな時にリカバリーレメディがあれば。。。
一人の高齢女性が「AEDを使えばよかったのに。こんな時のためのAEDなのに」と。彼女は昔、薬剤師だったそうです。担架が必要とか頭と足が反対とかの指示をしてくれた人です。
このような人命救助の場面に出くわしたのは初めて、何をどうしていいのか全く分からない。
コーチは訓練は受けているんだと思いますが、自分がやることでいっぱい、いっぱいで、私たちに指示する余裕はない。
やはり訓練や練習、体験って必要だとつくづく思いました。
今回の北海道胆振東部地震を体験したときも、阪神淡路大震災、東日本大震災の時
テレビで何度も、何をしたらいいか散々聞かされていたのに、どこか他人事だった。
いざその時、何をどうしたらいいのか全く分からなかった。
後で冷静になってから、お風呂に水を入れればよかった。
電気のブレーカーを落とさなきゃ。
大切なものは一纏めにしておかなきゃ。
いざという時に動けるように、何が必要なのか判断できるためには、
本当に訓練や練習、過去の経験が大切だと身をもって体験しました。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。