明け方のローマ


最終日だが、午前10:45発の便なので、ホテルを出るのは6:45とした。

テルミニ駅へ行く道では朝早いので人とすれ違う事も少ない。雨の朝早い時間のローマテルミニ駅近くは風情がある。

しかし、駅には浮浪者も多く毛布で包まって寝ている人も結構目にする。日本は海外からの移住に強い規制をかけているので、こう言う移民の姿を目にする機会は少ないが、広い世界には色んな人達がいる事を忘れてはならないだろう。
済んでいる世界には表も裏もある。

約15分でバス乗り場に着くが、生憎今朝は小降りの雨だ。折り畳み傘は持参してきたが、殆どさす事はなかった。
場所と時期で変わるかも知れないが、今回は強い雨はポルトのみでそして短時間、他では降っても弱い雨でかつ降ったり止んだりが多かった。
友人はフード付きのジャンパーを持参していたので、一度も傘はささなかったと自慢にならない自慢をしていた。

15分前にバス停に着くが、私達が利用するバスはまだ到着していない。でも、やがて到着した。
乗客は満員ではなく後ろの席に結構な空きがありゆっくり座れた。
私達が予約したシャトルバスチケットは座席指定ではなく今日1日乗れるチケットだ。客数は読めなくていっぱいになれば次のバスに乗るのだろうか⁉︎

快適だったシャトルバス


ローマ-フィウミチーノ国際空港はかなり広くシェンゲン国以外の発着はターミナル3となっている。
2時間半前だが、既にカウンターはオープンしている。今回は機内預入荷物があるので、カウンターに行く必要があるのだ。

私は荷物は2個だが、友人は3個だ。
無料の荷物の権利は機内持込は1個は7kg迄でその他2個で各23kg迄OKなので余裕がある。
ところが、彼が荷物を預けようとした時問題が起きた。
1個目のトランクケースは問題なかったが、主に洋服等を入れた小さなバッグは『サイズオーバーバゲージ』だから、別な場所へ行けと言う。
サイズオーバーじゃないし‼︎
とは言っても受け付けてくれるだろうと粘るが、荷札は付けてくれるが別な場所で預けろと言うのだ。

初めての経験で意味が分からないが、指示に従うしかない。行列ができていたら嫌だなと思いながら、奥の方のベルトコンベアのある指定の場所へ行くと女性係員が1人いるだけで閑散としている。
大きな荷物を持った女性が1人来てコンベアに乗せている。当然彼女の荷物はサイズオーバーなのだろう‼︎

遠いところにいる係員に声をかけて、本当にここでコンベアを通して目的地の福岡空港まで行くのか確認する。彼女はそうだと言う。小さいバッグなのに何故別な手続きが必要なのか確認するとどうも別なルートでの扱いになると教えてくれた。
トランクケースのようなものとは扱いを別にしないと中身が壊れたりするからだろうか?

ゲートを通過すると到着時は気が付かなかったが、非常に広い空港だと言うことがわかった。レストラン街には熊本ラーメンで有名な『味千ラーメン』が店舗を構えていた。味千ラーメンは東南アジアではよく空港へ店舗を出しているが、イタリア迄進出しているとは知らなかった。

ローマにまで!


帰りの飛行機も座席指定は取ってなかったが、2日前に自動でチェックインやってくれて、適当に割り付けられた座席を希望があれば変更が可能とあったので、ローマ〜台北の長距離飛行の方は2人は隣席を確保できた。
しかし、台北〜福岡は空き席がなくて変更不可で離れ離れになったが、当初からその予定で問題ない。

ローマ発はだいぶ時間が遅れて台北到着も30分以上遅れた。着陸前に乗継は1時間しかないが遅れて大丈夫かと確認すると同じ航空会社なら問題ないとの事。
上手くいきそうだ。
ヨーロッパへ行く時は航空会社が仁川空港で変わったが、3時間の待ち時間があり楽勝の乗り換えだったが、航空会社が変わる時は最低でも2時間以上ないと難しいと感じた。

仁川空港で乗換も無事済んで、福岡空港へ飛んでいる。さて、友人のオーバサイズバゲージは無事到着するのだろうか⁉