天井もあったと言うのも驚きだ


少し早いが、指定時間の20分くらい前に入場門の列に並んだ。時間指定のせいか列はそれ程長くない。
順番が来て、入場券を提示したが、まだ早いので10分ここで待てと列から外される。

やはり早すぎたようだ。列の隣で待っていると日本人らしい若い2人連れ女性も早いからと列から外されていた。

何時の予約か聞いたら同じ12:50入場らしい、同じだ。彼女達はもっと早い時間にも一度並び、他で時間を潰して15分前くらいに来たけど、ダメだったようだ。

気になっていた予約についてもを聞いた。
しかし、彼女達は3日前に今日の予約を取ったと言うのだ。私達はあれ程苦労したと言うのに!その話をしたら笑いながら私達ついてるねと言っていた。

明日が帰国だと言うので、イタリアでは被害に遭わなかったかも聞いた。それも注意していたので大丈夫だと言う。まさにラッキーだ。

私のナポリでの被害についても話したら、良い経験をされたんじゃないですかと何処までも明るい。人の話だからそんなに明るく言えるんじゃないのと冗談ぽく言うとまだあったばかりなのでどこまで言っていいか分からないのでと大阪弁で話していた。
そんな彼女達もポンペイではチケット購入場所を間違えて€5高く払ったと言っていた。

海外旅行は明るくてちょっとの困難にも耐えうる神経の持ち主が適していると思われる。

さて、コロッセオ入門だ。ここではパスポートを2度もチェックされる。こっちは奥深く保管していると言うのに!

見てると美を感じる


やはり内部に入ると尚更規模の大きさに驚く。いよいよ階段を上がり2階へ。
外からは見ることのできなかった内部の景色を見る事ができる。当時の人達が演劇や剣闘や動物との戦いを見た席だ。
しかし、今は地上の床がない。地下の部屋まで見通せるのだ。昔はある仕掛けで地下から主人公が競り上がってくると聞いたが、演出が今と変わらない。
内側の展望所には人がいっぱいたが、結構入れ替わる人も多い。グループで記念写真を撮る人が多いとなかなか交代が難しい。

コロッセオ内部全景、映画を見てるようだ


反対側には当時に遺跡を展示して説明も書いてあるが、読んでもよく分からない。
ただ、そこで見せ物になり殺された動物の骨が展示してあったのが、個人的には気になった。
ローマ人は風呂好きで、見せ物や興行が大好きだったと言うが、犠牲になった動物達には罪はない。

当時の想像画、各自思い思いだ


3階に上がる。4階建てだが、それ以上は上がれない一番高い位置だ。場内全部が見渡せる。きっと大きなイベントでは歓喜に包まれたのだろう。上から見る方が気持ちは良いが、遠くになるので見えづらい。
庶民席だったのだろうか⁉︎

上から見ると2階に迫り出した展望所がある。そこからは地上がもっとよく見えると思い、移動する。
でも、そっちへ行こうとしても一方通行だからと通してくれない。諦めて帰ろうとしたらもう一方の展望所へは辿り着けた。
ここでは地上の様子がよく詳細に観察する事ができる。
全ての工程を回って満足な1日だった。
公式予約サイトでは€19/人である。少し歴史に興味のある人は必見だと思う。