市場へも行ってみようと思った。前回沢山の土産物屋が周りにあり、市場内で食事もできたからだ。
途中99セントショップを見つける。
前回は色んなところでこの看板を見たが、今回は初めて見る。商売が難しいのか?
そういえば、日本の100円ショップより、品揃えはだいぶ少ないし品質レベルも落ちていそうだ。日本の業者は日々絶え間ない努力をして商品開発し、品質アップに取り組んでいると思う。
でも、私達はホテルで飲むジュースやビールのコップがホテルになかったので、記念になる事も考慮して目新しいコップを購入した。
中央市場は見つける事ができなくて、サンタンブロージョ市場は既に閉まっていた。
やむなく最後の駅近の市場へ行くとそこが、私が前回度々訪ねた場所だった。
場外の土産物屋はまだ多くが店を開けていたが、市場は前者同様閉まっていた。
既に帰る時間が近づいていた。私は再度トイレに行きたくなった。何と友人も旅行2度目の街中トイレタイムだ。フィレンツェ駅には当然トイレはあるが、有料だ。既に現金はかなり少なくなっていた。
友人はピッタリ底を尽き、私は€1と€2各々1枚だ。
1回€1がイタリアの相場だ。2人で€2で良さそうなものだが、以前使ったトイレの係員は€2は使えないと冷たくあしらわれたのだ。つまり、機械式の領収システムで€1しか受け付けないのだ。
よって、最初イタリア到着時私にとって€1は宝で何枚も準備していたのだが、、、。
でも、他に方法はない。意を決してドキドキしながらあの大きな駅に一個しかないトイレに駆け込む。
ここには係員がいた。2人で€2でゲート通過をお願いした。
彼はこともなげに両替しろと両替機を指差す。初めて見るが、前客は€5紙幣を両替している。
これなら行ける。窮すれば通ずだった。
早く駅に着いたので、駅構内で人々の動きを観察する。改札口がないので、色んな人が行き来しているのだろう。
また、自転車や電動スクーターも一緒に乗せられるので、混んだ車内では結構邪魔になる。追加料金も要らないのではなかろうか⁉︎
動物も同伴可能だ。一度かなりの大型犬を連れた女性を見た。首輪もしていない。
ここの電車もプラットホームの表示が遅い。数分前に12番ホームと表示された。
私達は急ぎ足でホームへ行くと直ぐに電車が入ってきた。ホットして乗り込もうとすると注意深い友人はそこは11番ホームだから違うと言う。
じゃ、電車の番号を確認しようとするが、電車の側面には番号表示がでない。出る車両もあるのだが。
分からないので、12番ホームの電車到着を待つ。
少し時間が経つが、12番ホームに電車は来ない。
私はおかしいなと思い、改めてホームを見ると既に電車が入っている場所が12番ホームだったのだ。
彼は車両毎に表示される車両番号『11』を見て11番ホームと思い込んでいたし、私も疑う事なくそれを信じていたのだ。
直ぐに電車に飛び乗ったらギリギリだった。ヒアヒアしたが、この難関も通過した。
彼の天然ぶりも本領を発揮してきた。本人も恥ずかしいのか自分のミスに大笑いしていた。
私のミスも非常に多いので、今回の旅は2人でないとかなり酷い目に遭っていたのかも知れない。
ローマに着くと今日はかなりの距離を歩き回り、丘登りもやったので、かなり疲れていたし、20:30を回っていて食事をして帰ったらホテルへ入れないリスクも考慮してホテルで食事とした。駅のレストラン街でクロケッタを購入し事前購入していたビールで最終日イブ会を楽しんだ。