街に溶け込んでいるダビデ像


念願のランプレドットを食べた後、シニョーラ広場へ向かう。

友人はアートの素質も才能も全く持ち合わせていないのに、今日は何故かミケランジェロに熱心だ。
ダビデ像の事を調べて知っているのだ。彼はイスラエルの王だと講釈を垂れる。私は知識がないので頷く事しかできない。

フィレンツェにはダビデ像は3体あるらしい。
一体はシニョーラ広場、次はミケランジェロ広場、そして本物が フィレンツェのアカデミア美術館にあると言う。
彼の為だ、仕方がない、2つを訪ねようと思う。

シニョーラ広場のベッキオ宮殿前には多くの像が並んでいる。全部レプリカだと思うが、外部に展示してあり人々は身近に見る事ができる。こういう像に普段から触れる事ができるのは、きっと素晴らしい事に違いない。全くアートに縁がなかった私はそう思う。

私達もベンチに腰掛けて周りの芸術に浸る。でも、才能は今更開く事はない。

次はアルノ川にかかるベッキオ橋だ。ここでは橋の上に建物が建っていて、観光客用の色んな店が並んで多くの観光客が行き来している。

橋の中央近くの道端では昔日本でも見た事がある3つのカップに入れたコインがどこのカップに入れたのか当てるテキ屋のような人が人々を集めている。

暫く見ていたが、挑戦するには€5が必要のようだ。
やっぱり誰も当たらない。これじゃ、やる人いないだろうと思うが、結構挑戦している。
道路で商売している人は色んな人達がいたが、こうもチャレンジする人がいるなら稼ぎが良さそうだ。但し、サクラがどれくらいいるか私には分からない^_−☆
ちょっと不思議な空間だ。

この橋を渡り、少し路地を入ったところにアジア人に愛されるジェラート屋があるのだ。ピスタチオとヨーグルトのミックスを選択。私にピスタチオは外せない。シチリアから始まりすっかり虜になってしまった。

お店の前に小さな公園があり、ベンチも用意されている。ここは観光客はあまり来ない場所のせいか地元の人もベンチで寛いでいる。
こう言う場所が私は好きだ(^^)

噂通りの美味しさ


道路では超小型の可愛い電気自動車を数台みる。種類も豊富だ。日本の軽自動車よりずっと小さい。
各地の街で道路の両側に駐車している。どこまでが有料駐車か分からないが、ちょっと隙間があると停めてある。そう言う意味では小型の車だと何処でも置けそうだし、道路に平行ではなく縦にも停めれる。

何処にでも停めれそう


さて、ミケランジェロ広場へ足を伸ばそう。
ここはほんの少し覚悟がいる。
と言うのは、主要な観光地からアルノ川を超えた高台にあるからだ。前回はジョギングで登って吐きそうになった。

今回はゆっくり歩いて登るが、結構堪える。近道があり、前を行くアジア人のカップルはよく道を知っている。私達も後を追う。
途中個人の住居のような場所も通過して山頂のミケランジェロ広場に到着。やっぱり息が乱れるのは仕方がない。

眺めは最高だ。フィレンツェ市内が一望できて直ぐ近くに感じる。
ここは来る価値は充分あると実感する。

フィレンツェの街を一望できる


下りは別ルートで坂を降りると巨大な建築物が!
地図ではサン・ニッコロ門 とある。何かよく分からないが、大きな空間のあるその建物は一体何なのだろう⁉︎

私の想像力ではとても答えは出ない。