湾に向かって立つ発見のモニュメント


路面電車から降りて、少し歩くと海辺にベレンの塔が見えてくる。手前がベレンの塔公園になっていて環境が素晴らしい(^^)

近づくと建物が古く荘厳な感じがする。興味を持った友人は入場したがっていたのだが、残念ながら月曜日は休みとなっていたのだ。彼はガックリしていた。
しかし、彼はそれ程歴史や芸術に詳しい訳ではないのに何故行きたいと言ったかは今でも不明である。

彼が調べたところによるとベレンの塔はバスコダガマやマゼランの功績も称えているようだ。また、湾を行き来する船の監視や地下の牢獄に幽閉したりもしているが、芸術的にも意味があるとの事。


私は今朝が寝不足でフラフラしていたので、木陰で休みながら数分眠っていたようだ。

さて、次は何処へ行こうと言うと彼もネタ切れで帰ろうかと思ったが、私は昔TVで見たエンリケ航海王子が先頭に立つ白いモニュメントが気になっていたのでネットで調べてみた。

するとベレンの塔から海岸沿いに1km強の場所にある事が分かったのだ。
ラッキーとばかりに歩を向けると直ぐにその『発見のモニュメント』は遠くに見えてきた。

近づくと先頭にエンリケ航海王子、その後ろにバスコダガマ•マゼラン•フランシスコザビエル等の日本人に馴染みの深い人名が並び、全員で33体の人々が ポルトガルに貢献した事で記念碑となっていた。
私はこれらの人々がポルトガルと縁がある事さえ良く知らなかった。

今度はそこから陸側に移動するとこれも観光地として有名に『ジェロニモス修道院』もあり、この辺り一体が観光地のポイントである事が理解できた。


因みに私の興味を一番引いたのは『発見のモニュメント』である。ポルトガルは小国でありながら一時期はスペインと世界を二分するくらいの勢力があったのは、エンリケ航海王子の元で航海術の勉強を奨励して金をかけた結果だと思っているからだ。
特にバスコダガマは当時イスラム教商人が香辛料のルートを押さえ、高額で取引されていた時に彼らの陸路以外のアフリカ南部を回る航路を発見した功績はヨーロッパに香辛料を安くもたらしポルトガルにも富をもたらした事は大層大きかった事だと思う。

歴史の歯車はその後他の列強に追い越されていくが、歴史の大きなページを飾っていると思う。

さて、帰りをどうするかを話し合った。
市バスがドライバーからチケットを購入でき安価でもあると判断して、コメルシオ広場迄戻りそこからホテルまで歩こうと‼︎
兎に角もう券売機を使いたくないのだ。

ホテルへ戻り疲れを癒し、お店が開く19:00前に夕食の為に再出発した。
今回は私の強い要望でネットで見た近くのカツカレーが有名な『Hachi の Karē-ya! • Anjos』へ向かった。
最近日本食が恋しくなってきていたのだ。海外のリスボンにあり、まるで日本のカツカレーのような見かけと味とコメントに惹かれた。

行ってみると狭い店ではあるが、現地人の客が多く賑わっていた。ウェイターはこっちの人だが、シェフは日本人だろうか?

確かにカツの揚げ方は抜群でカレーも美味しい。ほぼコメントどおりであったが、一点改善点を挙げれば、カレールーが少ない事だ。価格的にはそれほど影響しないと思うので、是非ルーの量を増やして貰いたい。

日本のカツカレーと遜色なし