ワイン販売所⁉︎


暗くなる前に再度ドンルイス橋へ向かう。
今度はさっき通過した『サンベント駅』経由で行くと直ぐに到着した。
川沿いに降りていないのでだいぶ楽だ。橋に着くと直ぐにMetroが来る。観光客が両側の通路にいて線路との区切りは棒が立っているだけだ。Metroはスピードを落とさないが、事故は起きないのだろうか⁉︎観光客は当然避けるが、小さい子もいるのにと余計な心配をするのは日本人だからか⁉︎

今日は凄い強風が吹いている。それも大人も身体を飛ばされそうになり、留まるために脚を踏ん張るレベルだ。多くの観光客が高い場所で風を遮るものが何もない橋の上で、風に身体が飛ばされて笑っている(^.^)
橋からの景色は最高だが、風の為じっとしていられない。ヨロヨロしながら写真を撮っている。

対岸に着いた。そこからはロープウェイが出ている。しかし、対岸と結ぶものではない。多分観光客が景色を楽しみ、高低差のある階段の上り下りを避ける為に設置されたのだろう。

私達は急な階段を降りて行く。途中に遊び心のある絵画が階段の途中に描かれている。ちょっと吹き出したくなる。こう言うところに文明国のゆとりを感じる。

お気に入りの階段途中の絵画


川沿いに降りると対岸と景色は大きく異なる。こっちの川沿いは再開発されているのか、整備されている。お馴染みのテラス席もない。逆に川と反対側の道路沿いにレストランが立ち並び個性的な店も多い。


友人は歌声が聞こえてくるその一軒に足を踏み入れる。吹通しの広い空間の2階でパイプオルガンの演奏で若い女性が歌っている。入場料を取るわけではなく、中の壁側には中世の古い本が陳列されている。また、奥の方でワインを売っているようで、それを傾けながら音響効果の良い空間で歌声と演奏に耳を傾けている人も多かった。

いつの時代の本だろうか?


川側にはポートワインを運んだと思われる船が何艘も浮かんでいる。今も使っているのだろうか⁉︎


元に戻る時は低い橋の方を渡った。低い位置でも強風を感じるが、毎日こう言う状況ではないと思う。

さっき通過した川沿いの賑やかな通りを通過して人気の世界一美しい本屋『レロ・イ・イルマオン』を友人に案内したくて行ってみる事にした。どちらかと言うとホテルに近い方なので好都合だ。

登り坂になるのでやはり辛い。休憩を友人に申し出るが、彼は休憩する時はビールを飲む時だと夕食に期待を寄せているようだ。
ふうふう言いながら、遂に本屋まで後少しと言うところのベンチで休憩の許可が友人から出た。

ここからは店に並ぶ行列が見えるが、凄い人の数だ。まるで観光地並みだが、言っておくが本屋なのに中に入るのに有料と言う事だ。
1906年にできた地域の人の本屋がハリーポッター作者がポルトに住んでいた事があり、映画の参考になったらしい。

私達はこの行列を見ただけで、店を後にした。

ホテルに着くと昨夜と同じお兄ちゃんが今日も愛想がいい。心温まる✌︎('ω')✌︎