食後は昨日見れなかった『アルカサル』へ向かう。
アルカサルのある『カタリナ・デ・リベラ庭園 Jardines de Catalina de Ribera』は今日も閉まっている。昨日今日とも平日なのにいつオープンするんだろう⁇
しかし、周りも観光地で古い街並みの中にレストランや小さい可愛いお店が点在している。
また、路地はいかにも昔のままで超狭く車は一方通行でも入れない。そして、小さいながら公園が幾つもあるのだ。
観光客がアグア通りをそぞろ歩きしながら、写真撮影の格好の場所になっている。ガイドが10数人連れて案内している姿も見た。
隠れ家的な路地はみんなを魅了するだろう。
その狭い路地を抜けるとアルカサルと思われる門があった。覗くと16:00くらいだと言うのに今日は終了で明日9:00に来いと言っている。
そして、その直ぐ先にもアルカサル入門チケットを販売していた。きちんとした案内を付けていないので詳細は分からない。
私達は既にアルハンブラ宮殿を見ているので、それ程興味はない。
次にセビージャ大学を覗いたが、一切の看板がなくMap上でしか確認できなかった。門には『Real Tabacos』と小さい文字で書いてあったと思う。
ただ、学生らしき人が数名出入りしていたので間違いないだろう。
前は路面電車が通っている。5連結の車両で輸送能力は高そうだ。車両も新しくつい乗りたくなってしまうような魅力的なトラムだった。
スペイン広場も回った。この名称はヨーロッパには結構多い地名だ。
入口は教会の入り口みたいにしているが、中に入ると大きな広場が広がり印象が違ってくる。周りの建物も雄大で昔何に使われていたのだろうと思う。
ここではベンチもあるし腰掛けるところも沢山あるのでみんなゆっくり楽しんでいる。恋人達は見せつけるように熱烈なキスをしているカップルもいた。
そろそろ帰路についた。帰路は路面電車道を真っ直ぐ進めば良さそうだ。
途中後ろのカップルから友人の後ろのバッグのファスナーが歩いてるよと指摘された。危ないから閉めた方がいいと言うのだ。
友人はアレっと言う表情をしている。彼は開けた記憶がないと言うのだ。今日の行動を振り返った彼はそう言えばさっき歩いている時にバッグが引っ張られて振り返ったら女性4人組が談笑しながら後ろに着いてきていたと言う。
まさかまたしても‼︎とバッグの中身を確認すると何も盗まれたものはなかった。
胸を撫で下ろしたが、彼はよく窃盗未遂に遭うようだ。
そう言いながら彼は私のバッグもメインではない外側の別ポケットのファスナーが開いてると教えてくれた。私もこのファスナーは基本的に開ける事がない場所だ。急ぎチェックするが、こちらも盗難被害なし。
どうも凶悪犯ではない彼ら•彼女らは上手くいけば実行するしダメだったら次に移行するようだ。両方共大したものは入ってなく奥まで漁ると動作がバレてしまうからだと思う。
それにしても彼はよく女性から狙われるようだ。私のように力ずくの3人組とは違うタイプのスリだから羨ましい限りだ。
次は飴玉でも入れておこうと思う。