私は20年前に一度訪問しているが、もう一度来たいと思っていた場所の一つだ。
ホテルや近くの食事処から歩いて10分強だ。今回も友人のホテル選択は抜群だ。
初めての海外ホテル探しでこの実力は慧眼だ。
今回のホテルは殆ど彼が探したが、ヨーロッパの知識がない彼はどうやって探したのだろう⁉︎
唯一の問題はホテルの場所探し【ホテル名の看板がない】と入室迄の鍵の多さ【通常3個多い時は4個】と開錠の難しさだ。
ランチを済ませてGoogleが示す道を辿って行くと狭〜い道から少し大きめの土産物屋が並ぶ道に出た。何となく昔の記憶が蘇る。
そこから長い登り道だ。人通りも増えていく。
さあ、『Puerta de la Justicia(裁きの門)』だ。ここがダウンタウンから一番近い入口だが、事前予約をした人しか入門できない。要は当日券を購入するチケット売場はないのだ。
人の後ろについて入門するが、身分証明書を要求されパスポートを提示すると通っていいというのだ。折角予約券を印刷して持参してきたのだが、、、。私達は日本人という事で特別待遇か⁉︎
入門後厚い壁の城壁を見ながら先へ進む。15:40を過ぎたので、『ナスル朝宮殿【 Palacios Nazaríes 】』 を探す。と言うのは人が集まり過ぎてコントロールできなくなるのを心配してだと思うが、予約時この宮殿のみが時間指定で私達は16:00指定にしていたのだ。
順路に従って進むが、どっちに行ってるか分からないし、この先に『ナスル朝宮殿』があるかどうかも分からない。
やむを得ず観光客に聞いてみる。しかし、どう発音していいか分からない。【 Palacios Nazaríes 】これを日本語では『ナスル』とか『ナスリ』とか書いてあるので言ってみるが、通じない。
ドンドン時間は進む。焦ってきた。
他の観光客にも聞く。彼は察しが良いのか何とかパレスと言っている。間違いないと思い、そこへはどうやっていくのかと聞くとさっき入門したばかりなのに一旦外へ出て向こうへ行くような事を言っている。
いや、ここはアルハンブラ宮殿でその中に『ナスル朝宮殿』はあるんじゃないのか⁉︎
後10分になった。まだどれくらい離れているか分からない宮殿を目指して外に出る事を決断した。何となく人の流れの多い方へ進む。10数人が並んでいる門があった。そこへ並ぶ。前の前の観光客はそっちへ行けと言われている。
ここじゃないのかも?と思ったが、次だ。
前の老夫婦は身分証明書で引っかかっている。門番は何処かと電話してイギリス人かドイツ人が来ているが、この証明書で良いのかと確認している。彼らはきっとEU内なので、パスポートではないのだろうが、国により証明書が違うのだろうか⁉︎
かなり時間を食った前の客は通過が許可される。きっとこの入門はチェックが厳しいのだろうと身構える。
先に私がパスポートを見せると通って良いと言う。えっ、ここでも予約確認書必要ないのって実にあっけない通過だ。日本人は本当に特別待遇か⁉︎
私達は何度も難局に差し掛かっているが、その都度何とかなっているのが不思議だ✌︎('ω')✌︎