ケバブ屋の鶏肉料理


3泊したマドリードに別れを告げてグラナダ へ移動だ。少し離れたバスターミナル【Estacion Sur】8:00発のバスなので、余裕を持って6:30にホテルを出てターミナルで朝食を取る事にした。

状況は昨日確認しているのでバッチリだ。
今日は平日なので早い時間でもサラリーマン等でMetroも賑わっていると思いきや、ホテルを出た通りに人はまばら。Metro構内も僅かしか人がいない。
予定通り電車が来たのでドアの前に立つが、一向にドアが開かない。
むっむっ、マズイ。隣のドアは開いている。

レバーを自分で上げる


そうだ、こっちのMetroはドアオープンを自らやらなきゃダメだったのだ。あまりに開かないので思い出した。降りる時そうだったのだ。
ボタンを押すタイプとレバーを上に持ち上げるタイプがあり、古いタイプと思われるレバーが付いていたのだ。友人は笑っていたが、危うく乗り損ねるところだった。

その他は順調だ。GoogleMapには表示されないコースのPacifico駅でMetro『6』に乗換えで早めにバスターミナルに到着。GoogleはこのMetro『6』にメッチャ弱いようだ。

朝食もゆっくり取れてバスに乗る。
乗り込んで出発を待っているといきなり警官2人がバスに乗り込んできた。初めての経験だ。
身分証明書の確認を始めた。私達はパスポートを見せる。その時ヨーロッパにいつ来たのかを聞かれる、いや聞かれた気がする。10月11日だったかなと正確に答えられなかったが、問題なくチェックは完了した。
最初はチケットチェックかなと思ったが、チケットの確認はなかった。

そう言えば、マドリードでは街中で警官を良く目にした。街角にもよく立っていたし、Puerta del Sol でパフォーマンスを辞めさせたのも警官だった。
観光客からすれば無法地帯のイタリアより全然安心できるシステムだ。

5時間の移動は今回の旅行では最長だ。トイレが心配だが、車内に完備している。
郊外に出ると景色は一変してその後同じ光景が果てしなく続く。背の低い木が遠くまで植えてあるのだ。間違いなく人工的な植林だ。
なんの木か気になったのでネットで調べたら、オリーブの木のようだ。それにしても大量のオリーブだ。これ程大量のオリーブはどう利用されるのか気になるところだ。オリーブオイルを作るのにそんなにいる⁉︎

途中トイレタイムで30分休憩し、別なところでもう1箇所止まる。結構長い休憩タイムだ。再出発時はドライバーが人数確認をやっていたので、安心した。

スペイン南部ではかなり多い


定刻にグラナダ のバスセンターに到着。ヨーロッパの交通機関は時間通りにいかないと言うが結構タイムリーだ。日本は異常な程に時間に拘るが、そこまでないが、思いの外ほぼ定刻が多いと感じた。
特にバスは定刻発の為に結構早くターミナル駅に到着している。今日のバスは20分前には到着していたが、もっと早く着くバスもある。

バスセンターからホテルへはバスで10分歩けば40分強の距離だが、私達はメンバー2人の『歩こう会』のメンバーだ。判断は徒歩になった。街並みを眺めながらの徒歩は知らない土地の散歩と同じだ。
また、土地勘も付いてくる。

『Hotel Inglaterra』はきちんとした身なりのホテルだ。フロントには常にスタッフが常駐しているタイプだ。荷物を預けて『アルハンブラ宮殿』へ向かうつもりでいたら、もう部屋を使って良いと言われチェックインタイム前なのに有難い心遣いだ。
部屋も広く超綺麗で掃除も行き届いている。最高なのは結構広めの足を伸ばせるくらいのバスタブが付いていた事だ。

綺麗に掃除が行き届いている


荷を解き軽めの食事を済ませて『アルハンブラ宮殿』へ向かおう。
この街の何処にでもある一番多いお店のケバブ屋に入る。ドリンク付きで低価格だ。ところが、今回もボリュームが多い。肉は鶏肉だが、香辛料が美味しい。