空港近くの素敵な民家

またしても、フライトの遅れだ。サンセバスチャン空港に着いたら小雨が降っていてだいぶ寒いようだ。

そう言えば、マルタからマルセイユへ移動した時夜到着のせいもあり肌寒く感じたが、その後昼は暖かい日が続きバルセロナも歩けば少し汗をかく程度でちょうど良い気候だったのだが、、、。

空港から出ると小さなバス停があり、先客の男性にサンセバスチャンの街中へいくバスの停留所かと聞くとそうだと教えてくれた。そしてバスは30分以上の遅れでいつ着くか分からないと言う。
おいおい、またかと半分諦め気味になった。
暫く一緒に待つと彼は歩いて10分くらいのところからもバスが出ているので、私はそっちへ移動すると小雨の寒い中歩いて行ってしまった。
私もMapで調べると確かに空港発21番20番バスではなく空港近くの街中から出るバスもあるようだ。
彼の判断も信じて私達も後を追う。彼はもう見えないがMapで大体の場所は分かる。
確かに10分強歩くとバス停があった。26番バスを待つが、さっきの彼は何か電話しながら27番バスに飛び乗る。彼も目的地は同じ筈だと私達も走って行きドライバーには町のセンターに行くかと確認してそのバスに駆け込む。
こう言う慌てた時は判断ミスが多いものだ。空港からサンセバスチャンセンター迄は20km近くある。Mapでバスの行程を追うとサンセバスチャンの方ではなくフランス側の方へ進んでいる。
おい、待てよ。私はサンセバスチャンのセンターとは聞いてなかったと思い起こした。きっと空港近くには町のセンターはいくつもあるかも知れないのだ。
バスの方向がだいぶズレてきた時、おばあちゃん達4-5人が乗ってきて痩せたおばあちゃんが私の隣の席に座った。仲間で話をしていたが、暫くして会話の隙間を見つけて隣のおばあちゃんにこのバスはサンセバスチャンに行くのかを訪ねた。するとおばあちゃんは元気よくそうだと答えてくれた。私は初めてのサンセバスチャンでよく分からなかったので助かったとお礼を言った。おばあちゃんは話を続けて全部のバスがサンセバスチャンに行くよと言う。そんなはずはない。かなり離れているのでこの小さな町を走っているバスが全部⁉︎
おばあちゃんは話好きでずっと私と友人に話し続けるが、私は1-2割しか分からないし友人は笑顔を返すのみ。
どれくらいで着くかも訪ねたが 、20分もあれば着くよと言うが、まだまだ遠い。
マシンガントークのおばあちゃんは途中で降車したので、丁寧にお礼を言って分かれた。ポイントは外してなくて私達はまもなくサンセバスチャンの中心地に到着したが30分以上はかかった。

最初色々教えてくれた彼も同じ場所で降りた。


歩5分のホテルへ行く道すがら鮮魚店があったが、友人はこんなデカい海老は見た事ないと騒いでいたので画像を入れる。アメリカではランゴスタ【Langosta】とかロブスター【Lobster】と言ってスーパーでも売っていたと記憶しているのだが、、、。

ゆうに30cm以上ある