優しいフロントの男性はニームの街の地図でポイントを教えてくれて食事処も案内してくれた。彼との写真を一緒に撮りたかったが、撮り忘れた。BariのホテルオーナーAndrea並みの親切さだった。
少し歩くとグラディエーターで有名なこの街の『円形闘技場』が現れる。言わばミニコロッセオだが、迫力はだいぶ違い2階建てであった。
古代ローマは高速道路8万kmを走らせ、各地に観劇や剣闘を楽しむ闘技場や温泉等を築いた彼らの功績は今の時代で考えても凄い事だと思う。それも、市民にも開放しているのだ。
通りすぎて少し歩くと『メゾンカレ』が現れた。水道橋に気を取られていたが、これは私のもう一つの期待の古代ローマ時代遺跡だ。これは西暦4年頃完成した長方形の神殿で特に保存状態の良いようだ。
そしてこの遺跡は誰でも手で触れる事ができるのだ。当時のラテン語で書かれた文字が壁面に彫ってあり、写真を撮っているとヨーロッパの観光客がやってきて読もうとするが読めないでいる。私が読んでやろうと思うが、私も読めない(^^)一度勉強したが、文法的にはスペイン語に近いがやはり単語がだいぶ違う。そう言えば、イタリア語•スペイン語•フランス語•ポルトガル語•ルーマニア語等のロマンス諸語はラテン語の口語が色んな土地で広がったモノなので文法は殆ど一緒なのだ。
その先には巨大な公園もあり、現地の人が好き好きに寛いでいる。特に老人達が集まって話に華を咲かせている風景は色んな場所で見受けられる好ましいものだ。
その後食事をする事にした。こっちには結構どこでも見かける『ケバブ屋』にした。こう言う店は外国人が運営しているので英語は通じ易い。友人と各々1個づつドリンク付きを注文して日本のケバブとは違う味を楽しんだが、そのボリュームに2人とも参った。
夕食に持ち越しビールと一緒に楽しむ事にした。
一旦ホテルに戻りゆっくりして夕食はスーパーへ買い出しに行き、ビール及びハムとポテトチップ等を購入してささやかな宴を楽しんだ。