昨夜到着したサンシャルル駅前のバスセンターからコートダジュール空港へのバスに乗る予定だ。フランスは長距離列車料金が高くて基本的にバス移動としている。
さて、夜の駅前広場は超怖かったが、朝の風景はどうであろうか?ホテルからMetro駅『La Timone』迄は太陽の光も明るく風景も人も問題ない。Metro駅内も色んな人が行き交い落書きも少ないのだ。券売機は2人用があったので、買ってみたら切符は1枚だった。しかし、改札口の通過方法が分からないので、近くにいたおばちゃんに聞いて1枚の切符でどう通過するか聞くが、当然完全フランス語だ。でも困っている事が分かると切符を見てここから入れとジェスチャーで教えてくれる。1枚の切符を機械にかざすとドアがオープンしたので私が先に通過して友人が後をついてきた。ところが、途中でドアが閉まり背中に背負ったバッグがドアに挟まり通過できなくなってしまった。結構強い力でドアは閉じている。バッグを上下に動かすが、なかなかハズレない。友人は滑稽な格好で閉じたドアに挟まっている。さっきのおばちゃんが外から私が内から動かすが上手く行かない。おばちゃんに切符を渡し再度読ませて貰うが反応なし。最後は上の方に持ち上げて何とか通過できた。さて、どうすれば良かったのか今でも分からないのだ。
親切なおばちゃんに感謝、感謝。
Metroは車内も綺麗で乗車している人も普通な感じで昨夜の雰囲気との違いに戸惑う。
サンシャルル駅に到着して階段を登ると『SNCF』(日本のJR)の駅があって、その隣が昨夜到着したバスセンターだと言う事が分かった。私達が駅前広場と逆の方向に歩いていれば直ぐにMetro駅があったので、イメージは大きく違っていたのかも知れない。
時間に余裕を持っていたので、駅を探索した後朝食にする。お店を覗いているとガラス越しにこっちでは見慣れない『おにぎり』があるではないか‼︎すぐに店内に入り価格を確認すると2度目のびっくりだ。€4.9もするのだ。1個800円弱になる。
食べたいなと思ったが、友人は800円もするおにぎりは理屈に合わないのか食べたくないようだ。よって、コークとサンドイッチで€5.5をベンチで食したが、味はイマイチだった。
食後歓談をして出発20分くらいになったので、トイレに行きたくなった。毎度のことながら英語で場所を聞くがフランス語で返事が来る。当てになるのはジェスチャーのみ。全然見つからない。日本だとトイレの表示が分かるところにあるが、この駅は広くて改札がなくオープンなので駅構内の概念もないくらい広い。何人に聞いただろうか、それでも分からない。出発時間は迫っていると言うのに!諦めようかと思った時プラットホームに普段は見かけない女性の駅員が立っていた。私が利用するのはバスだが、『そんなの関係ね〜』とばかりに聞いてみた。英語で答えが返ってきて場所はずっと向こうの一番端にあるようだ。もう出発数分前でバス迄は随分遠い。友人には間に合わないかもとライン電話で伝える。用を済ませて時計を見ると2分前だ。こんなマルセイユまで来て駅構内やバスセンターを走るとは思わなかった。間一髪でセーフだった。ただ、係員からは何か小言を言われたようだが、こっちはフランス語は分からない(^o^)