店のスペシャルスブラキ

実はパルテノン神殿へ行く前にランチの為に行列店『Souvlaki Kostas』に並んだ。この店は昨日バスを降りたシンタグマ広場からホテルへ向かう途中道に漂う良い匂いに惹かれて周りを探すと人が行列しているテイクアウト専門店があって、いる間に是非寄りたいと思っていたのだ。


今日も当然行列だ。時間はゆっくりある。地元の人や観光客に混じって並ぶと店内では男女2人で運営していた。先代から引き継いでいる店のようで店前には大きな古い父か祖父の写真が飾ってある。友人とポークとビーフを頼んだが、野菜もあるようだ。後で調べるとスブラキと言うギリシャ料理の一種のようだ。


コークも一緒にオーダーし店前で食す。ワンダフルである。私はこう言うB級グルメが大好きなのだ。味は初めてで喩えようがない。兎に角旨い、そして小腹を満たすには最高のフードだと思う。

夕食は有名な観光地のど真ん中にあるレストラン『O Thanasis』へ行った。探しながら見慣れないギリシャ語の看板とMap上の店名を見比べていると経験豊富な店員が私達が探しているのが分かるようにこの店だ。外がいいか中がいいかと質問してくる。まだ入ると決めたわけでもないのに!でも、確かに探していたのはこの店だ。半ば強引に店内に案内される。
外のテーブルは満席だが、店内のテーブルにはまだだいぶ空きがある。こちらの人はまず外のテーブルを選ぶのだろう。
豊富なメニューからお店のスペシャルスブラキと鶏のスブラキ及びビールを注文する。ビールはすぐに運ばれてくるが、料理が来るまでは結構時間がかかる。そして出てきた料理を見て昨日と同じくそのボリューミーさにビックリ。羊はマトンだと思われる肉にポテトフライに少量の野菜、鶏の方はやはり巨大な鶏肉にポテトの組み合わせだ。
味はまたしても私達にピッタリの味だ。独特の味付けに世界の広さを感じるが、表現力の乏しい私は表現できない。どちらも最高だ。
今日の勘定も€30.8とリーズナブルだ。しかし、店内に案内した老練なウェイターはチップを要求してくる。写真も撮って貰ったので10%を付加してクレジットカード払いとした。友人は生まれて初めてのチップ経験だと言っていた。
今日も大満足で眠りにつけそうだ。