Bariに戻りホテルへ入ろうとするが、入れないのだ。あれ程入室の仕方を練習したのに2階のドアが開かないのだ。教わった方法を4-5回繰り返すが、うんともすんとも言わないし強固なドアはびくともしないのだ。
途方に暮れて最後の頼りの『Andrea』に電話する事にした。直ぐに彼は状況を理解して、2階ドア入室時に必要な入力番号を他のに変えて試してくれと言われて試すが、やはりダメだ。4桁や6桁の番号を色々試しているうちにドア部分でカチッと大きな音がしたのだ。朝の練習時にこの音がしたらドアが開く事は認識していたのでやった〜と叫びたい気持ちになった。
今回は海外用SIMが現地での通話も3,000分可能だったので、非常に助かった。
一旦休憩して夕食にスーパーでサラダとビールで今日を終えようと考えていたが、思わぬトラブルに遭遇した。
まず、スーパーマーケットは20:30にはしまっていてサラダ・ビールの購入を諦めてホテルへ帰る途中友人はやはりビールは飲みたいと自販機で購入しようとした。既に投稿したように紙幣での購入はダメな機械が多い。加えてクレジットカードも殆どダメだ。
前の若い人が紙幣で購入していたので、友人もコインがない為€20紙幣でトライした。ところが、今度もダメだった。投入金額の表示も出るし番号で商品を選択もできるがその後商品を棚か取り出してくれないのだ。次に来た人に聞こうと待つが、夜遅いせいか誰も来ない。やむを得ず通りで英語の通じそうな若者に助っ人を求めた。身分証明用にクレジットカードを読ませてみたらと言うので試すがそれもダメだ。その内その若者は別な人を呼んでくれた。彼は隣で店をやっている自販機のオーナーだと言い何やら操作を始めて直ぐにジュースを選択して取り出した。何が友人の操作と違うのか分からなかったが、選んだ商品が違った事は確かだ。彼は€20紙幣を返すと言って隣の店へ行った。ところが、帰ってこないのだ。だいぶ待つがやって来ない。隣の店へ確認に行くがそう言う人はこの店にはいないと言う。やられたのだ。
そう言えば、ジュースを取り出した後お釣りを返さなくて€20を返すと言っていたが、この時違和感を感じなきゃ行けなかったが、彼も慣れたもので自販機の裏の従業員に声をかけたりとか忙しく動いていたのだ。
安全・安心の国日本からやってくる観光客が彼らの格好の標的になるのだろう。これも海外旅行でしか味わえない経験だが、後味の悪い経験だ。